こんばんは。
サルオです。
本日はコロンビア産エメラルドの原石を紹介させて頂きます。
このエメラルドの原石は島根県玉造温泉街にある「たまゆら玉造店」に展示・販売してございます。
県境を越えての観光はまだ難しいかと思いますが、落ち着きましたら是非とも実物をご覧頂けますと喜びます。
★エメラルド コロンビア産 約8cm*6cm*6.5cm 257g 65,000円+(税)★
オンラインショップにて販売中!!
このエメラルド原石ですが、調べると色々な魅力が見えてきました。
実は地味に見える母岩の黒色部分も、とある最高級と言われるエメラルドに関係しているのが分かりましたよ。
それでは、最初にエメラルドらしい魅力的な部分がこちら
★エメラルド コロンビア産 約8cm*6cm*6.5cm 257g 65,000円+(税)★
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全てのエメラルドがこのようにはっきりとし六角柱状の結晶になっているわけではございませんが、この箇所ははっきりとした理想的なエメラルドの結晶を見ることが出来ます。
エメラルドはアクアマリンやモルガナイトと同じくベリル系の鉱物です。
ベリルの中でも色や微量に含まれる成分によって宝石名が変わり、エメラルドはCr(クロム)という金属元素を微量に含むために緑色に発色しエメラルドと呼ばれます。
そして、緑色のベリルが全てエメラルドになるわけではないところが難しいところです。
ベリルが緑色になる要因は鉄やバナジウムという元素によっても緑色に発色します。
特にバナジウムで発色したベリルはエメラルドの色味にそっくりなのです。
このようなベリルは厳密にいうとエメラルドではなくグリーンベリルになるのですが、個人的には見た目が一緒なら同じ名前になればいいのに、、、なんて思ってしまいますね。
逆に言えばエメラルドはそれくらい厳密にしなければいけないほど高貴で貴重なものということも言えますが。
★エメラルド コロンビア産 約8cm*6cm*6.5cm 257g 65,000円+(税)★
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そして、このエメラルド原石について、エメラルド界で最も貴重にして希少な”あるエメラルド”と繋がりがあるのですが分かりますでしょうか。
ヒントは母岩にあるかもしれません。
母岩の白い部分はカルサイト、黒い部分は頁岩(けつがん)でグラファイト(黒鉛)を含んで黒くなっている炭素系頁岩と思われます。
この黒色頁岩が共生したエメラルドといえば!
トラピッチェ・エメラルドです。
トラピッチェ・エメラルドのルース
トラピッチェ・エメラルドは双晶により形成されたエメラルドの中でも最上級に珍しいエメラルドです。
このトラピッチェ・エメラルドはコロンビアのムゾー産のものが一般的です。
そして、トラピッチェ・エメラルドの黒い部分は炭素系頁岩ですので、本日紹介しているエメラルドもトラピッチェ・エメラルドと同様にコロンビア・ムゾー産である可能性が非常に高いと思われます。
残念ながら本日紹介しているエメラルド原石はトラピッチェにはなっていませんが、同じ産地で採れるエメラルドというだけでも誇らしい気持ちになるのは気のせいでしょうか。
最後までご覧頂きありがとうございました。