こんばんは。
サルオです。
本日は蛍光ピンクマンガンカルサイトを紹介させて頂きます。
蛍光鉱物を見えていると楽しい気持ちになりますよね。
まず最初は蛍光していない通常の光で撮影した写真はこちら。
★発光ピンクマンガンカルサイトト タンブル ペルー産 サイズ：約16～25g 1,200円＋(税)★
オンラインショップにて販売中！！
全体的にほんのりピンク色をした乳白色のカルサイトです。
わずかに入った縞模様も可愛らしいですね。
そして、蛍光鉱物といえば、フローライトを想像する方も多いのではないと思いますが、一部のカルサイトでも蛍光するものがあるのです。
その代表的なカルサイトがピンクマンガンカルサイトです。
それでは、ブラックライトを照射した写真がこちら。
★発光ピンクマンガンカルサイトト タンブル ペルー産 サイズ：約16～25g 1,200円＋(税)★
オンラインショップにて販売中！！
「ほんのりピンクのカルサイト」が「しっかりピンクのカルサイト」に変わりましたね。
おそらく誰もが疑問に思っている「なぜ鉱物が蛍光するのか？」というのを調べてみました、、、しかし、とっても難しい。
参考までに本に載っていたことを記載させて頂きます。
紫外線(ブラックライト)を照射された鉱物の中では、紫外線のエネルギーによって結晶構造中の原子のエネルギーレベルが高まる。
その状態は1秒の何十分の1の短時間で解消され、元のエネルギー状態に戻る。
その時に蛍光としてエネルギーを吐き出す。
含有される微量元素が蛍光の原因になることが多い。
結晶中の微量元素は構造中でやや不安定な状態にあるため、紫外線のエネルギーを吸収しやすい。
とのことです。難しいですね。
カルサイトやフラローライトのように、すべての個体が蛍光するわけではない鉱物にとって、微量に含まれる元素によって蛍光するかしないかが決まってくるそうです。
そのため、同じ産地の同じ鉱物であっても蛍光するもの、しないものの違いも出てくるようですね。
★発光ピンクマンガンカルサイトト タンブル ペルー産① サイズ：約16～25g 1,200円＋(税)★
オンラインショップにて販売中！！
では、このカルサイトにとっての微量元素は何にあたるのか考えてみました。
まず、カルサイトがピンク色に発色している原因は、この商品名にもなっている「マンガン」にあると考えられます。
つまり、カルサイトにマンガンが含まれることでピンク色になっているのですね。
このマンガンはベリルに微量に含まれることで、ピンク色のベリル、つまりモルガナイトになり、主成分として含む代表的な鉱物としてロードナイトやロードクロサイトがありますが、これらの鉱物は赤色に発色しています。
マンガンが色に与える影響はピンク～赤色といった印象がありますが、蛍光で考えるとどうでしょうか。
上記のモルガナイトやロードナイトなども蛍光性はございません。
ということは、この蛍光ピンクマンガンカルサイトが蛍光する理由は、マンガン以外の別の微量元素によるものなのか、それとも、カルサイトの内部構造だからこそマンガンの影響を受けて蛍光するのか、どちらかのように感じます。
このあたりはまだまだ勉強不足ですので、いつか分かりましたらお伝えさせて頂きますね。
最後までご覧頂きありがとうございました。