こんばんは。
サルオです。
本日はインクォーツ系の中では珍しいガレーナインクォーツのビーズを紹介させて頂きます。
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ガレーナ(ガレナともいいます)という鉱物は耳馴染みの薄い石かも知れません。
原石での取り扱いはありましたが、あまり大々的に取り扱ったことはないように感じます。
しかし、産出量としては決して少ないわけはない鉱物です。日本でも産出例は多々あります。
ガレーナが主役になっている原石といえばアメリカ・ミズーリ州やブルガリアで産出される、角ばった形の原石が一般的かも知れません。
最近においてのまとまった入荷はありませんが、過去にもツーソンのミネラルショーで仕入れた記憶があります。
先ほど「角ばった」という表現をしましたが、形が特徴的なのです。
過去に紹介したガレーナの写真はこちら。
ガレーナ原石
まるでこの形に磨き上げたかのようなキューブ状の結晶が特徴的ですね。
その形はキュービックパイライトにもそっくりです。
成分的もパイライトに近く、パイライトの成分はFeSに対して、ガレーナの成分はPbSですので、Fe(鉄)がPb(鉛)に置き換わったものがガレーナです。
そして、ガレーナの和名は「方鉛鉱(ほうえんこう)」といいます。
へき開性があり、割ると「サイコロ」のような四角い形になります。
この性質はどこかで聞いたことがありますね!
そうです。カルサイトを割ってもマッチ箱のような形に割れるんでしたね。
四角く割れる石という意味で「方解石」。カルサイトの和名はこのように付けられています。
つまり、ガレーナの和名「方鉛鉱」とは四角く割れる鉛の鉱物ということですね。
名は体を表すといいますが、分かりやすくていいですね。
それでは本題です。
水晶の中に入っているガレーナはどのような形をしているのでしょうか!
拡大した写真がこちらです。
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やはり水晶の中に内包しているためか原石のように結晶の形がはっきりしているわけではないですね。
しかし、鉛特有の金属光沢がしっかりしていますね。
ちなみに、ガレーナの歴史は古く、紀元前6500年頃から採掘されていた鉱物だといわれ、その頃からガレーナを使って鉛を抽出する方法を人類が持っていたといわれています。
そして、その鉛は古代ローマ帝国の水道管などに用いられていました。。。。が、古代ローマ人はそのことが原因で慢性的な鉛中毒になり、滅亡の原因になったともいわれますが、信じるか信じないかはあなた次第です。
ガレーナインクォーツ は水晶の中に閉じ込められています。、経口摂取しなければ健康には問題ございませんのでご安心ください。
最後までご覧頂きありがとうございました。