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知らば納得!マグネシオクロマイトinガーネットのブレスレット

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こんばんは。
サルオです。

まずは告知から。


神秘の銘木。
樹齢数百年を迎えた柿の木「黒柿」を勾玉化。

「黒柿」とは、数百年を超える柿の古木であり、その中でも黒い紋様のある木の呼称のこと。
柿の木に含まれるタンニン(渋み成分)と地中の物質が化学反応を起こし、「黒柿」の特徴でもある黒い紋様が表れるとされています。

柿の木の中から「黒柿」に出会える確率は1万本に1本ほどとも言われ、伐採してみないとわからない神秘的な木。

偶然に黒柿に出会えたとしても、加工され商品になるまでには、他の木材以上に時間も技術も必要。さらに小さければ小さいほど加工が難しいため、奇跡の勾玉と呼びざるをえません。

また、黒柿の歴史は古く、約1300年前より加工され、あの有名な正倉院には黒柿を使用した工芸品が納められていることがわかっています。

そんな大変希少な「黒柿」を贅沢に使用し、この度勾玉として販売に至ることが出来ました。

どれひとつとして同じ個体がございません。
黒柿の自然が生んだ神秘の文様と、手作業で磨き上げた質感をお愉しみ下さい。

販売開始日
全国の店舗
2020年7月17日(金)より順次

※店舗によって入荷数が異なります。
詳しくは各店舗へご確認下さい。

オンラインショップ
2020年7月16日(木)20:00販売開始予定

※開始日時が変更になる場合もございます。予めご了承ください。
※7月16日(木)20時から閲覧できます。
※販売直後は混雑が予想されるためつながりにくい場合がございます。
※新規でご利用になる場合は事前に会員登録をしておくことをおすすめいたします。

販売価格
30ミリサイズ:28,000円+(税)
20ミリサイズ:15,000円+(税)
16ミリサイズ:9,000円+(税)
10ミリサイズ:5,000円+(税)

みなさまのご来店、心よりお待ちしております。

ここからは、今日の内容となります。

オンラインショップにおきまして、本日よりサマーブレスレットコレクションを開催致します。

サマーブレスレットコレクションの特集ページはこちらから

その中から面白いブレスレットを見つけましたので早速紹介させて頂きます。
そのブレスレットは「inクォーツ系」のビーズならぬ、珍しい「inガーネット系」のビーズです。
つまり、ガーネットの中に何かが入っている天然石ということですね。

早速商品を見て行きましょう。


★【限定1本】マグネシオクロマイトinガーネット 8ミリ ブレスレット 内径:約16.5cm 4,800円+税★
オンラインショップにて販売中!!

なにやら色々気になるところがありますが、まずはこのマグネシオクロマイトinガーネットという石を仕入れた海外の業者はロシアジェードとして販売していました。
つまりロシア産の翡翠(ひすい)です。
色だけで判断すると確かに翡翠のようにも見えますが、そもそもロシア産の翡翠というものに出会ったことはありません。
調べてみるとロシアでも産出しないわけではないようですが、市場に出回っている翡翠で、新潟県糸魚川産以外のものは全てと言っても過言ではないくらいミャンマー産が一般的です。

海外ではネフライトやサーペンチンに対しても「ジェード」という名前を使うことがあります。
そのためネフライトかサーペンチンではないかとこの時点では考えておりました。

そして、鑑別に出した結果が「マグネシオクロマイトinガーネット」という個人的には衝撃的で意表をつかれる結果内容。
つまり、「ガーネットの中にマグネシオクロマイトが入った物」です。
とりあえず、ガーネットだとは思いもしませんでしたし、マグネシオクロマイトって何?という感じでした。


★【限定1本】マグネシオクロマイトinガーネット 8ミリ ブレスレット 内径:約16.5cm 4,800円+税★
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最初に気になるのが「マグネシオクロマイト」についてですよね。
マグネシオクロマイトは鉱物名で、和名をクロム苦土鉱といいます。
成分はMgCr2O4
和名に苦土と書いてあるので、マグネシウムを含んでいることが想像出来ましたが、成分はクロムとマグネシウムという2種類の金属元素の酸化物です。

クロム苦土鉱は島根県の県境にほど近い鳥取県若松鉱山でも産出されており、この若松鉱山は明治38年~大正~昭和~平成8年までクロム鉱石鉱山として活躍した、日本一のクロム鉱山のようです。
調べてみるとかなり興味深かったので、休みで時間のある時に行ってみたいと思いますし、このブログの中でも紹介出来たらと思います。


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この黒い粒々が何か分かりました。
次はガーネットについてです。

ガーネットといえば濃赤色や赤紫色を思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
そう考えるとこの緑色部分は本当にガーネットなの?と思ってしまうかも知れません。
しかし、ガーネットはグループ名で、その中には様々な鉱物があります。

濃赤や赤紫色のガーネットはアルマンディンやパイロープ、もしくは両者が混ざり合ったロードライトガーネットがあります。
そして、緑色を示すガーネットとしてはグロシュラーやウバロバイトがあります。
クロムで緑色になるガーネットといえばウバロバイトがありますが、ウバロバイトは大きい結晶にならず、8ミリサイズのビーズが作れるようなものには決してなりません。
それに色味もウバロバイトの緑はダイオプテーズのような、とっても濃い緑色になります。

ということは、このガーネットがグロシュラー・ガーネットにあたります。

それで思い出したのが、10数年前に「アフリカンジェード」と業者が言っていた緑色の原石を仕入れたときに鑑別を出した結果も「グロシュラー・ガーネット」だったことがあります。
海外においてはサーペンチンやネフライトだけでく、綺麗な緑色の石だと「翡翠」という意味である「ジェード」という言葉が気軽に付けれられしまうものなのかも知れませんね。


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グロシュラー・ガーネットにマグネシオクロマイトが内包していることで、綺麗に見えるような特徴的なものではないかも知れません。
しかし、間違いなくいえると事は「珍しい」ということです。

僕も今回以外では見かけたことがないので、希少なものがお好きな方にはオススメしたブレスレットですよ。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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