こんばんは。
サルオです。
今日のお昼前に出雲地方でゲリラ豪雨がありました。
今までの僕が”ゲリラ豪雨”だと思っていたものはそれに値しないものだったかもしれません。
豪雨の概念が覆るくらいの豪雨を経験しました。
スーパーから駐車場までのわずか20m(10秒ほど)を走っただけでパンツの中までびしょ濡れに、、、
20分待っていれば雨がやんでいたのですが、その20分が待てずに走って後悔しました。
皆さんも突然の雨にご注意ください。
それでは本日はロマネサイトinアメジスト のビーズを紹介させて頂きます。
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アメジストの中にロマネサイト(ロマネシュ鉱)という鉱物が内包されているという非常に珍しい天然石です。
そして、このロマネサイトの形が面白い。
上の写真は正面から見たものです。
正面から見ると花火が開いたような形をしています。
しかし、横から見るとまた印象が変わりますので、サイド側からこのビーズを見てみると、、、
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正面から見ると”まりも”のように見えますが、横から見るとウニのような形に見えます。
下の写真は角度を変えて拡大した写真です。
この角度から見ると一番分かりやすいかもしれません。
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ところで、このような形の鉱物が水晶に内包しているものを僕は見たことがあります。
それぞれ内包物はロマネサイトではないものですが、一つはラジエートタイプのブラックシルバールチル、もう一つは、、、名前を度忘れしました。あの星のような形の黒い鉱物で水晶に内包したものです。
それでは、類似1つ目のラジエートタイプのブラックシルバールチルクォーツですが、この内包物はルチルではなく「マンナーダイト」であることは以前のブログでも紹介させて頂いておりました。
その「ブラックシルバールチル(マンナーダイトinクォーツ)」がこちら
ブラックシルバールチル(マンナーダイトinクォーツ)
色味・光沢はロマネサイトに似ていますが、水晶の中に入るサイズ感が違いますね。
ロマネサイトは本当がウニが群生しているみたいに集団が寄り添っているように見えます。
そして、度忘れしていた天然石を思い出しました。
それはホーランダイトinクォーツです。
ホーランダイトinクォーツも放射状の黒い鉱物が水晶に内包しているものです。
その写真がこちら。
ホーランダイトinクォーツ
ロマネサイト・マンナーダイト・ホーランダイトそれぞれ見た目が似ているので兄弟のような関係の鉱物なのでしょうか。
それぞれの鉱物としての特徴を比較してみます。
ロマネサイト
成分:(Ba、H2O)2(Mn4+、Mn3+)5O10
硬度:6-6.5
マンナーダイト
成分:Ba(Ti4+6V3+)O16
硬度:7
ホーランダイト
成分:Ba(Mn4+6Mn3+2)O16
硬度:4-6
ロマネサイトとホーランダイトは成分的に非常によく似ています。
ともに、バリウムとマンガンという金属元素の酸化鉱物ですが、ロマネサイトは水を含み、ホーランダイトは水を含んでいません。
あとマンガンの状態の違いもありますが、成分的に似ているのでやっぱり見た目も似るのかもしれません。
しかし、マンナーダイトはバリウム、バナジウム、チタンの酸化物で、マンガンを含んでおりません。
成分的には異なりますが、三者共に金属の酸化鉱物である(成分のおしりにO(酸素)がついている)ことが分かります。
ちなみに、ルチルはチタンの酸化鉱物ですので、金属の酸化鉱物はこのような針状の結晶構造を水晶の中で取りやすいのかもしれませんね。
ということで、ロマネサイトという鉱物が水晶系の鉱物に内包しているのを初めて見ましたので、他の鉱物と比較してみました。
ご参考にして頂けますと喜びます。
最後までご覧頂きありがとうございました。