こんばんはっ!すぐるちゃんですっ!
少しずつ肌寒く、街を彩るオータムカラーも
ブラウンとかボルドーとか落ち着いた深い色合いが増えてきましたね。
コートのモコモコが楽しめる季節も近そうです☆
落ち着いた色といえばナスのような濃い紫も捨てがたい。。。
何でも食べ物に例えるのはアレですが、果物や野菜のカラーも石と同じで
自然が生み出した色ですからね。自然は本当に芸術的センスの塊です。
そんなナスのようなディープパープルな勾玉を紹介します。
★スギライト 出雲型勾玉(南アフリカ産) 各種★
う~む、深い!!
この勾玉はバイヤーとしてもずっと待望の勾玉でした!
ラリマーとチャロアイトはちゃきちゃき出したのに、
スギライトだけ原石を確保できない日々が続きめっきり出すことができていなかったのです。。。
三大ヒーリングストーン最後の一角をどうか見ていってもらえると嬉しく思います。
パワーストーンにおけるスギライトは、俗にマンガンスギライトと呼称をされています。
それは実は本来のスギライトではなくて亜種に相当するものだから。
本来のスギライトは実は灯台下暗し、日本の愛媛県で最初に発見されているのです!
スギライトは和名を「杉石」といいますが、この名前は岩石学者であった杉健一氏から採用されています。
1944年杉氏らは愛媛県の岩城島にて「エジリン閃長岩」中に黄褐色の結晶を発見しました。
彼はその際その結晶を今までに発見された事がある別の鉱物の類として発表しましたが、
のちに新種として認定されて、発見者である杉氏の名前が付けられたのです。
ただこの最初のスギライトは「黄褐色」といったところから分かるかもしれないのですが、
南アフリカの原石とはまったく異なる見た目をしています。
結晶も数ミリに満たないものが多い。
その為、のちに南アフリカで見つかったマンガン鉱によって紫に発色をしたこちらの方が
宝石や天然石としてはチヤホヤされてしまっているわけです。
それでも日本にルーツがある鉱物っていうのはなんだか嬉しい事ですよねっ!
★スギライト 出雲型勾玉(南アフリカ産) 各種★
一口に紫といってもご覧のようにいろんなバリエーションがあります。
上の真ん中や右上にあるような個体が理想的なマンガンスギライト。マンガンにより鮮やかな紫に発色をしています。
左上のような青いものはブルースギライトと呼ばれたりするタイプ。
実際にはリクトライト(リヒテライト)というこれまた別の鉱物なのですが、スギライトと共に産出されて青いタイプのスギライトだと勘違いをされてしまったようです。ただ元々リクトライトも希少性が高い鉱物ですからそのままに価値を認められ、今でもブルースギライトとして流通しています。
好きな人はぜひこの色合いも検討してみてください。
鉄っぽい部分が露出しているものはマンガンが帯状に入っているもの。そうしたものはマンガンの比重が重いので(7.2)、
勾玉の重さもちょこっと重かったりします。
写真左下のような淡い色でバンドが発生しているものはクレイジースギライトなどと呼称をします。
こんな風にバリエーションが多いのはスギライトがマンガン鉱床に帯のように発生するからで、
ゆえに原石内で様々な鉱物を伴ってしまいがちなのです。でもそれが逆に言うとオリジナリティに富む
スギライトの魅力の1つでもあります。
お好きな色合いをぜひ探してみてくださいませ。
という事でネット紹介分の勾玉をご案内していきたいと思います。
店舗では明日朝からの展開開始!緊急事態宣言は解除されましたが、無理なく空いた時間を狙ってお越しくださいませ。各店の混みあいやすい時間帯にも差がありますので、事前に電話などで混雑状況を確認いただくのも良いかもしれません。
▼現在の営業再開状況は下記のリンクから御確認くださいませ▼
現在の営業再開店舗について
という事で30ミリサイズから。
★スギライトHC 勾玉30ミリ①(南アフリカ産) 90,000円+税★
この勾玉はとっても贅沢なんです。
いわゆる「クレイジースギライト」と呼ばれるタイプ。
文字通り狂いのある模様が楽しめるタイプなのですが、
青もあるし紫もあるし、茶褐色のバンドも走っています。
まさしくスギライトの美味しいところをギュギュっと集めた勾玉。
もちろん、単色に近い方が鉱物的に価値があるかもしれない、でもこの模様って1個だけなんですよね♪
原石も目玉の飛び出るような価格ですから、
どうしてもたくさんは作成できなかったスギライト勾玉の中で、
またどんと数が少ない個性派な個体。
なおこの茶褐色の部分は酸化したマンガン等が起因していると考えられます。
続いて20ミリ!
★スギライトHC 勾玉20ミリ①(南アフリカ産) 34,000円+税★
一方この個体は王道なスギライト。
発色が良くビーズでもこの品質は滅多に出回りません。
ここまでの品質を勾玉にするのはさすがにめのやだけだと自負しています。
それほどまで勾玉へのこだわりは熱い!
ラリマーやチャロアイト勾玉を手に入れている方も
是非結いにしてほしいです。
もちろんそのリメイクの際は店舗スタッフにもお声がけくださいませ。
続いて16ミリ!
★スギライトHC 勾玉16ミリ①(南アフリカ産) 18,000円+税★
ブラウンのエッセンスが秋の装いを想わせる個体。
本当に同じ石とて奥が深い勾玉です。
今回の勾玉用の原石は今年度2月にすぐるとサルオさんがツーソンに赴き
仕入れを行いました。出元に近いツーソン、最も原石が見つかるはずの場所で
手に入れてもとてつもない価格でした。
ここだけの話下手したら車が買えるような金額な訳です。
加えて勾玉は普通のビーズよりも原石のロスが大きい形なので、
今回この価格でも日頃の感謝を込めてかなりお得に出しています。
特別な勾玉を是非ご検討くださいませ。
ラスト10ミリ!
★スギライトHC 勾玉10ミリ①(南アフリカ産) 9,000円+税★
小さくたって色は一流。
10ミリでここまで重厚な色合いを示せるのは
スギライトならではですね。。。
まだ10ミリは個数が多いので、好きな個体を選んでみてくださいませ。
いかがでしたでしょうか。
スギライトは年々原石の確保が難しくなっている石の1つです。
こうして勾玉化できる機会ももうない可能性も高い。。。
ぜひ一期一会と思って検討をいただけますと幸いです。