こんばんは。
サルオです。
それでは、本日はスイス産アルプスレインボークォーツ の原石を紹介させて頂きます。
★アルプスレインボークォーツ スイス産 約3.5cm×3.5cm×4cm 約21g 32,000円+税★
オンラインショップにて販売中!!
この商品は以前からオンラインショップで販売している原石なのですが、正直どの部分を指して「レインボー」なのか分かりませんでした。
以前別のアルプスレインボークォーツをMORiKOさんが紹介している時の中に、
『水晶自体が黄色いのではなく、表面に鉄の薄い皮膜が出来て黄色くなったもの。
天然のオーラ加工のようになって、表面に虹が出るという珍しいものです!』とい説明をされていたのですが、良く分かりませんでした。
そのため、今回はその「レインボー」の秘密を調べてみようと、じっくり観察をしてみました。
まず、商品ページの写真にも載っているこの写真をご覧ください。
★アルプスレインボークォーツ スイス産 約3.5cm×3.5cm×4cm 約21g 32,000円+税★
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確かにレインボーが見えます。
しかし、よく見ると、このレインボーは水晶の中のクラックから出ているレインボーだと分かります。
モリコさんの説明では、『表面に虹が出る』ということでしたよね。
しかし、当たり前ながらモリコさんが嘘をつくとも思えませんでしたので、虹の正体を調べるために、強い光を原石全体に当ててみました。
すると!
レインボーが見えました!
その写真がこちらです。
★アルプスレインボークォーツ スイス産 約3.5cm×3.5cm×4cm 約21g 32,000円+税★
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水晶の表面についている鉱物が黄色や紫・緑色に光っているが分かりますでしょうか。
つまり、このアルプスレインボークォーツのレインボーの正体は水晶についている別の鉱物の影響だと分かりました。
そして、そのレインボーの光り方はロシア産のレインボーパイライトを思わせるような光り方をしております。
ちなみに、通常の光で撮影した写真がこちらです。
★アルプスレインボークォーツ スイス産 約3.5cm×3.5cm×4cm 約21g 32,000円+税★
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茶色いモコモコした鉱物ですね。
なんの鉱物なのでしょうか。
ヒントはモリコさんが「水晶自体が黄色いのではなく、表面に鉄の薄い皮膜が出来て黄色くなったもの。」と言っていましたので、鉄鉱物ですね。
鉄鉱物でこの色味のものと言えば、ライモナイト、結晶の形を見るとシデライトあたりではないかと思います。。
おそらくこの両者のどちらかではないかと思います。
レインボーパイライトもそうなのですが、鉄鉱物が酸化することで表面がキラキラと複数の色味で光ることがあります。
この現象は虹彩(こうさい)被膜と呼ばれるもので、その現象が水晶の表面に出ることで、レインボークォーツになるというわけですね。
つまり、この場合、水晶の表面に付着している鉄後鉱物がレインボーに光っているため、「レインボークォーツ」となっております。
理想を言えば、水晶の結晶の薄い被膜部分からレインボーを見ることが出来ればよかったのですが、なかなか思うようにいかないのも人が作り出したものではない、自然界のならではの魅力なのではないでしょうか。
最後までご覧頂きありがとうございました。