こんばんは!まつこですᐠ(
本日は銘木勾玉3種類をご紹介◎
まず、銘木とは何か…
樹齢(200年以上)・形状・大きさ・材質等優れた物、挽き肌(製材された材面)の鑑賞価値の高い物
日本は、森林が国土の約70%を占める緑豊かな国で古来から木を生活の中に巧みに取り入れ、世界に類を見ない、独特の木の文化を築いてきたそう。
その中にあって銘木はその風格と気高い美しさで人の生活に潤いと安らぎをもたらし豊かな感性を養い、精神的な拠り所を形成しています。
そんな希少な銘木から作られた出雲型勾玉。
現在、3種類の銘木勾玉を取り扱っております。
左から欅・黒柿・桜となります。
それぞれの杢目、色。どれも温かみを感じる勾玉です。
今回は欅・黒柿・桜の3種類の30ミリ勾玉をご紹介していきますね( ˙꒳˙ᐢ )
【欅-けやき-】
杢目が美しく、磨くと著しい光沢を生じる。堅くて摩耗に強いので、家具・建具等の指物に使われることが多いです。
日本家屋の建築用材としても古くから多用され、神社仏閣などにも用いられたそうです。
かつて島根県出雲地方に居を構えた豪農や大地主。
彼らが住んでいた住居を「出雲屋敷(いずもやしき)」と言い、客間や土間の部分に建材として最も欅が使われていたそうです。
◎【残4石】銘木勾玉 欅 30ミリ(国産材・島根加工) ¥13,200(税込)
堅さがあるためか、3種類の中でも丸さには欠けるかもしれません。削り・磨きの際も困難だったと思います。
ツヤツヤで模様も綺麗٩(´꒳`)۶
【黒柿-くろがき-】
樹齢数百年を越える柿の古木のうち、ごく稀に黒色の紋様があらわれることがあります。 この紋様があらわれた柿を「黒柿」と呼びます。
黒柿の模様や色はどれひとつとして同じものはなく、見るもののこころを強く惹きつける不思議な魅力を持っています!
また、欅同様に柿材は硬く、密度が高いため加工が難しい材料です。取り扱いの難しい木材とされていますが、磨けば磨くほどに滑らかな木肌になり、美しい艶がでます。
黒柿は歴史上の早い段階で加工されてきた素材で、その年代は約1300年前まで遡ることができます。
奈良の東大寺正倉院には、宝物として黒柿を使用した工芸品が確認できており、既にその時代から黒柿に対する美を認識していたことが分かります。
◎【残13石】銘木勾玉 黒柿 出雲型勾玉30ミリ(国産材・島根加工) ¥30,800(税込)
今回撮影した黒柿は表と裏で全然表情が違います!
黒柿は、たとえ同じ土地や条件で育っても、すべてが黒柿になるわけではなく、全くちがう杢目や色になったりするそうです。
その希少性から今回紹介する3種類の中でも1番値段は高くなっております。
ただ、まつこがこの3種類の中から選ぶとしたら黒柿を購入しますね!(
天然石によっては苦手な模様や柄もあったりするのですが…
この黒柿の模様や色はとても好きです!
【桜-さくら-】
歴史的に日本文化に馴染みの深い植物。春が訪れると桜の木の下でお花見は定番ですよね*
あくまで一説ではありますが、桜という名前は”さ”と”くら”の2つの言葉から成っており、
“さ”は「サ神様」といって「田の神様」を表す言葉、”くら”は神様が座る台座「御座(みくら)」を表しているそうです。
お花見という文化も、実はもともと桜の木に降りてきた神様(ご先祖様)を、美味しい料理やお酒でもてなすのが始まりであったようです。
桜の一般的な寿命は60年ほどと言われており、寿命を迎えると内部からボロボロになってしまいます。
桜をはじめとした「花」を咲かせる樹や「果実」を実らせる樹は虫の大好物…( ´•д•`; )
伐った後でも管理を怠ると、残念ながらすぐに虫に食われてしまうそうです。
ただ-し!幸いなことに、この桜の勾玉のように磨き上げた後ならその心配はありません!
いかがでしたでしょうか。
木には素材自体の温かさがあり、視覚的にも温かさを感じ、手で触れるとリラックスできる
良いこと尽くめの勾玉なのです。
今回紹介させていただいた勾玉は出雲に縁のある《松井銘木》様で磨き上げられたもの。
松井銘木様は「木と共に、地域と共に」を信条とし、1881年(明治14年)より出雲市大社町遥堪の地で木材業を営んでおられます。
温もりのある木芸品の数々が並ぶ素敵なお店です。
出雲に来られた際には、ぜひ足をお運びくださいませ。
◎松井銘木様Instagram:matsuimeiboku_japan