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炭素を内包したチベッタンクォーツのビーズ

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こんばんは。
サルオです。

少し過ぎてしまいましたが、一昨日の祝日は昭和の日でした。
個人的には僕が8歳の時に昭和が終わり平成に変わってしまったので昭和の思い出というほどのエピソードは思い出せません。
ただ、令和の時代になっても変わらないことは小学生低学年の子供たちは鉛筆を使っているということです。
何でもかんでもデジタルの時代になってペーパーレスやDXという言葉が話題になっていますが、子供たちがグルグル回す鉛筆削りを使っているところをみると微笑ましくなるものです。

ということで、本日は天然の鉛筆の芯が水晶に内包したチベッタンクォーツのビーズを紹介させて頂きます。

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鉛筆の芯といっても本当に芯が入っているわけではございません。(誰も思ってないか…)
鉛筆の芯と同じ成分であるグラファイト(石墨)という鉱物が水晶の中に内包して黒くなったものです。

この石墨が目一杯入るとモリオンのように真っ黒に見える水晶もあるそうです。

しかし今回入荷したチベッタンクォーツはinクォーツ系のビーズらしく透明感がしっかり分かるタイプですよ。

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話は変わるのですが、このグラファイトと同じ成分で結晶構造の違う宝石にダイアモンドがあるのは有名な話で何度かしてきた話だと思います。
しかし、同じく結晶構造の違うものにフラーレンというものがあるのはご存じでしょうか。

すこし話が逸れるのですが、
僕が高校生の時に炭素の同素体として、グラファイト、ダイアモンド、フラーレンの3種類あると勉強したことを思い出しました。
(今では化学が進歩して5種類あるそうですが)

フラーレンは世界一小さいサッカーボールとも呼ばれています。
つまりサッカーボールのような形をした結晶構造をしています。
最近天然石のビーズを使ってフラーレンを表現することも流行っているみたいですね。

ちなみにフラーレンはこんな構造

炭素が60個ついている構造らしいです。
構造を見ると5面体繋がって球状のなっています。

ちなみに、ダイヤモンドは炭素の正四面体構造、グラファイトは六方晶系の構造です。

脱線が長くなってしまいましたが、たかが炭素、されど炭素。
生物の体の大部分も炭素で出来ていますので炭素からは不思議な魅力を感じてしまいますね。

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チベッタンクォーツは成分:炭素であるグラファイトが水晶に内包したものですが、水晶の成長が非常に早かったため、このように純粋な水晶だけになりきらずグラファイトを内包したものと思われます。

また、チベッタンクォーツの特徴はブラジルのジャカレー水晶のように水晶の内部に空洞を多く持つところにもあります。
そのため、虹の見えるアイリスクォーツになっているチベッタンクォーツも多く見かけます。
この虹はもちろん天然のものですよ。

また、時々この隙間に水が入っていて「水入り水晶」になるものもあるのですが、そこも成長の早い水晶の特徴の一つではないでしょうか。

チベッタンクォーツの原石を依然見たことがあるのですが、結晶も特徴的で、両剣になったものやセプターになったものなど標本として見ごたえのあるものが多かったですよ。
今度は原石も紹介出来る機会があればいいですね。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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