こんばんは。
サルオです。
先日のプラジオクレースムーンストーンの件大変失礼いたしました。
本日このブログと共に発売されておりますので、宜しければ前回のブログと共にご覧頂けますと喜びます。
そして、今日はそのプラゾクレース繋がりで、少し掘り下げて考えてみようと思います。
考える題材として紹介させてもらうのがチベット産のアンデシンです。
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アンデシンも大きく見るとプラジオクレース(斜長石)です。
下の表に書かれている鉱物は全てプラジオクレース(斜長石)で、アルバイト(曹長石)とアノーサイト(灰長石)の含まれる割合で鉱物名が変わってきます。
つまり、アンデシンはプラジオクレースに含まれるわけです。
ここで考えたいのは同じチベット産なのでアンデシンとプラジオクレースムーンストーンは非常に近い存在なのかというところです。
チベット産のアンデシンの産地は既に情報は出回っていてチベットのラサから南に350kmくらい行ったところのようです。
しかし、プラジオクレースムーンストーンの詳細な産地はまだ僕は聞き及んでおりませんが、仮に同じ産地であれば特徴も似てくるのではないかと思います。
ということで、似た特徴を探してみたいと思います。
まず、プラジオクレースムーンストーンの一番の特徴は、非常にはっきりとしたシラー効果にあります。
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そして、アンデシンにもわずかにですがシラー効果を見ることが出来ます。
(ムーンストーンと呼べるほどはっきりとしたシラー効果ではございません)
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このシラー効果の要因を見比べたいと思います。
アンデシンのこの光(シラー)をよく見るとややピンク色に光っているように見えませんか?
分かりやすい部分を探して撮影してみました。
その写真がこちら。
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ビーズの中心付近にすごく細かいものが入っていてキラキラしているものが見えます。
写真ではこれが限界でしたが、光をあってルーペを使って見ると比較的よく見えますので、このタイプのアンデシンをお持ちの方は是非ルーペで見て頂きたいです。
なにせ、このキラキラはオレゴンサンストーンと同じように見えるためです。
事実、このキラキラの正体はオレゴンサンストーンの要因になっている自然銅が内包しているためなのです。
意外かも知れませんが、チベット産の一部のアンデシンにもオレゴンサンストーンと同じく自然銅が入っており、それがアンデシンを赤く見せている要因ではないかと思われます。
ただし、今日紹介しているアンデシンもサンストーント呼べるほどのアベンチュレッセンスを見ることは出来ません。
中にはチベット産のアンデシンにもサンストーンと呼べるほどの高品質なものがあるそうです。
ちなみにオレゴンサンストーンは同じくプラジオクレースに分類されるラブラドライトに自然銅が入ってキラキラしたものです。
話が少しそれましたが、
では、プラジオクレースムーンストーンを同じようにみると、シラー効果の要因も同じ内包物によるものでしょうか。
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いくらルーペを使って覗いてみても自然銅のような細かい内包物は確認出来ませんでした。
おそらく、ラブラドライトやムーンストーンと同様に薄い鉱物の層が重なり合うことで光学効果が起きて光を放っているように見えるのではないかと思われます。
だからこそ、鑑別結果も「ムーンストーン」になっているわけですね。
つまり、シラー効果で両者を比較すると別物であると考えた方が良さそうです。
ただ、もう一つ確認したいのが、この鉱物の地の色です。
アンデシンはカラーチェンジと言われる特殊な特徴があることは何度かお話したことがあると思います。
このブレスレットのアンデシンの見た目は間違いなく赤色です。
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しかし、光を通すと青色に変化したように見えます。
下の写真は白色LEDを上から当てたものです。
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決して青色の光を当てたわけでもないのに、ましてや、背景が青という訳でもございません。
背景は真っ白です。
しかし、アンデシンを通った光は青色になりました。
あくまでも推測ですが、ここで考えられるのは、このブレスレットのアンデシンの地の色が青色ではないかということです。
その青色のアンデシンに自然銅などの赤色に見える要因となるものが内包することでこのようなカラーチェンジが生まれているのではないかと考えられます。
では、プラジオクレースムーンストーンも同じようなカラーチェンジが起きるのか!?
同じ条件で光を当てた写真がこちらです。
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ビーズが転がるので白色の布に変更させて頂きましたが、プラジオクレースムーンストーンを通過した光の色に大きな変化はございませんでした。
このことからも、アンデシンもプラジオクレースムーンストーン も同じ斜長石でおなじチベット産ではありますが、それぞれの特徴が異なる別のものと考えた方が良さそうですね。
僕の希望としては、鉱山を見てみたい!というところですが、場所も分からず、コロナもあり難しそうですね。
(いや、そもそも僕のお財布事情では無理か)
細かい産地など詳細な情報が入ってきたらまたお話させて頂ければと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。