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メキシコ産?フローライト原石

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こんばんは。
サルオです。

本日はブラックライトの光で蛍光する蛍光フローライトの原石を紹介させて頂きます。

★フローライト原石 アメリカ・ニューメキシコ州産 H:3.7cm,W:5.5cm,D:4.4cm ,107g 3,740円(税込)★
オンラインショップにて販売中!

誠に申し訳ございません。
謝罪から始めさせて頂きます。
正直に話しますとこの原石を仕入れたのは2009年3月までさかのぼります。
この原石は2009年のツーソンミネラルショーで仕入れた商品のため、仕入れ業者等の細かい情報を調べることが出来ないこともあり確定の話ではございませんが、今日紹介するフローライトの原石の産地が誤って記載されていたのはなないかと思われます。

タグ記載されていた産地は「メキシコ産」となっておりましたが、僕としてはメキシコ産ではないように感じています。
おそらくこのフローライトの産地は見た目の特徴からニューメキシコ産ではないかと思われます。

「ニュー」つまり日本語でいうと「新」が付くだけなので大きな問題ではないように思えるかも知れません。
それは日本の駅名で見る大阪駅と新大阪駅、神戸駅と新神戸駅、横浜駅と新横浜駅など全て同じ市内にあるためです。

しかし、メキシコの場合にはニューが付くか付かないかで大きな違いになってきます。
なぜならニューメキシコはメキシコという国ではない別の国だからです。

では、どのこの国か。

それは「アメリカ」です。アメリカのニューメキシコ州です。

ここからは商品の特徴を見ながら産地を考察していきます。

乳白色の結晶が特徴のフローライト

★フローライト原石 アメリカ・ニューメキシコ州産 H:3.7cm,W:5.5cm,D:4.4cm ,107g 3,740円(税込)★
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乳白色の結晶の中にわずかに透明感も感じることが出来ます。
色味自体に派手さはないですが、この石の魅力はやはり結晶の形にあると思います。

どこから見ても楽しめる自然が生み出した結晶

★フローライト原石 アメリカ・ニューメキシコ州産 H:3.7cm,W:5.5cm,D:4.4cm ,107g 3,740円(税込)★
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所々に見える結晶の成長を表した条線も良いですね。
さらに、この結晶をよく見るとキラリと輝くおまけもついています。

その写真がこちら

★フローライト原石 アメリカ・ニューメキシコ州産 H:3.7cm,W:5.5cm,D:4.4cm ,107g 3,740円(税込)★
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中心付近に金色に輝く鉱物が見えると思います。
そうです。嬉しいおまけのパイライト(黄鉄鉱)です。
パライトが鉱物に共生するとその石の華やかさが増しますね。

自然金だったらもっと嬉しいのですが、さすがにそれは欲張りすぎですね。

しっかり光る蛍光性!

★フローライト原石 アメリカ・ニューメキシコ州産 H:3.7cm,W:5.5cm,D:4.4cm ,107g 3,740円(税込)★
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ブラックライトを当てると紫色に光ります。
フローライトは代表的な蛍光鉱物として有名ですが、全てのフローライトが蛍光するわけではございません。

このような光方をするのは一部のフローライトだけなのです。

このフローライト自体は色味も地味かも知れませんが、「結晶構造」「パイライトとの共生」「蛍光性」この3つの特徴がこのフローライト原石を魅力を底上げしてくれます。

 

そして、この3つの特徴こそが僕がメキシコ産ではなく、ニューメキシコ産だと考える要因です。

過去に販売したニューメキシコ産の原石を見てみると、下記のようなものがありました。

過去にブログで紹介したニューメキシコ産のフローライト

特徴が合致しております。

ちなみにメキシコでもフローライトは産出されます。
ツーソンのようなミネラルショーでもメキシコ産のフローライトはよく見かけますが、そのほとんどが下の写真のようなパープルフローライトです。

メキシコ産フローライト

ニューメキシコ産とは少し印象が違いますよね。

以上のことから、今日紹介させて頂いたフローライト原石の産地はメキシコではなくニューメキシコ産のものだと考えます。

誤った産地で店頭に並んでいたことを想うとお客様に対して非常に申し訳なく思っております。
この先誤った産地を記載しないように自分への戒めを含めて過去に間違ってつけてしまったであろう産地をこのブログを持って訂正とお詫びをさせてただきます。

ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。

今後このようなことが無いよう正しく記載することに努めてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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