こんばんは。
サルオです。
このブログは2013年4月エキサイトブログから始まって以来、約9年が過ぎました。
その間、色々な希少石を紹介してきましたが、2021年以前は一度も紹介したことが無いのに、今年に入ってすでに3回目の天然石があります。
それが、ペタライトです。
今年1回目がペンダントトップ、2回目がブレスレット、そして3回目の本日が原石でのご紹介となります。
★【限定1石】ペタライト原石 H:1.7cm,W:2.2cm,D:2.9cm ,9.9g 15,400円(税込)★
オンラインショップにて販売中!
ただ、1回目,のペンダントトップと2回目のブレスレットは入荷したばかりの新商品を紹介しましたが、今回の原石は新商品ではなく掘り出し物の原石です。
商品タグから保存されている仕入情報を調べてみると・・・なんと2008年2月ツーソンとなっているではないですか!
これは”めのや石倶楽部”にご登録して頂いている方にお付けしている石手帖のコラムの中で書かせて頂いた、会社として初めてツーソンミネラルショーに買い付けに行った時に仕入れたものです。
石手帖の中でも書かせて頂きましたが、この時の仕入はとんでもなく辛いもので、仕入れた時の記憶が全く残っておりません。
僕が買い付けに行った時の商品は、ほとんどの場合その商品を見ると買い付けた時の情景が思い浮かぶのですが、このペタライトについては一切覚えていないんですよね。
それくらい、心身ともに余裕がなかったのでしょう。
ツーソンミネラルショーに出店している業者さんは大きく分けて2種類あると思います。
それは、産地直送タイプとコレクタータイプ。
産地直送タイプはブラジルの場合ブラジル人がブラジル産の原石だけを持ってきて出店しているタイプ。
会場にもよりますが、出店業者の国名が書かれている表札のようなものがある場合もあります。
(下の写真の赤四角で囲っているとこに会社名と国名が記載されています)
一方コレクタータイプは産地に限らず、販売業者が面白いと思ったものや珍しいものを買い付けて販売しているタイプです。
価格は産地直送タイプと比べると高めなのですが、珍しいものを多く持っています。
ペタライトに関していうと産地直送タイプの業者さんでは見かけたことがございません。
(僕たちが気づいていないだけかもしれませんが・・・)
そのため、コレクタータイプの業者さんから買い付けたのではないかと思います。
つまり、何が言いたいかというとペタライトはどこにでも見かけるようなものではないコレクター要素の高い石なのです。
★【限定1石】ペタライト原石 H:1.7cm,W:2.2cm,D:2.9cm ,9.9g 15,400円(税込)★
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前回も同じ内容を書きましたが、ここからはペタライトという鉱物の説明です。
携帯電話のバッテリーやコイン型の電池のほとんどはリチウムイオン電池です。
勝手なイメージですがリチウムイオン電池って電池の中でも「小さいけれど力持ち」なイメージがありますよね。
って、ペタライトの紹介で何を言っているんだ!?って思いますよね。しかし、
実は、リチウムイオン電池に使われているリチウムという金属が初めて発見されたのはこのペタライトという鉱物からなのです。
ペタライトとリチウムの歴史は比較的浅く、西暦1800年にペタライトが発見され、そのペタライトから1818年はじめてリチウム元素が発見されたそうです。
つまり、ペタライトの発見がなければ携帯電話の発展もなかった?かも知れませんね。
そのようにペタライトという鉱物は宝石としての価値はもちろんですが、実用性においても人類に大きく貢献してくれている石なのです。
まるで神様からの贈り物のような鉱物。
ペタライトが「天使の石」と言われる所以を感じてしまいますね。(あまり、関係ないと思いますが)
最後までご覧頂きありがとうございました。