おはようございます。
サルオです。
本日紹介させて頂くグリーンファントムクォーツのブレスレットです。
1週間くらい前からオンラインショップで販売されておりましたので、見たことがある方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、なぜそれを今さらブログに書くのか!?と思っている方もいらっしゃると思いますが、面白いものを見つけてしまいましたので、書かずにはいられなくなってしまいました。
まズはブレスレットの全体像を見て頂きましょう。
緑の内包物は昨日に続いて緑泥色(クローライト)だと思われます。
クローライトのタイプで綺麗な山を使っているタイプは希少ですよ!
そしてほとんどのビーズが綺麗な山にファントムが入っていますね。
確かにこれも面白いのですが、今回ブログを書く決め手になったのが下の写真です。
なにやら白い鉱物が綺麗な結晶になってくっついてますね。
もう一枚の写真をご覧下さい。
こちらも3つの結晶が重なるように内包しています。
そして、四角形の結晶構造をしています。
ということは思い浮かぶのは「カルサイト」と「ドロマイト」です。
さてどっちでしょうか。
色・形状・成分など、この両者はそっくりで見た目では見分ける事が難しいように思います。
そして、ここで活躍するのが以前も紹介したことのあるトイレ用洗剤「サンポール」です。
カルサイトの成分:CaCO3
ドロマイトの成分:CaMg(CO3)2
質問ばかりですいません、どちらがサンポールで溶けやすいでしょうか。
ヒントは高校生の時に化学の授業で勉強したイオン化傾向です。
という事はカルサイトが溶けやすいですよね。
溶けやすいどころではなく、物凄い勢いで二酸化炭素が噴出します。
一方ドロマイトはカルサイトに比べると溶けにくいため、ゆっくり発泡します。
ここが両者を見極めるところですね。
ただし!!
今回の場合水晶に内包しているため、この方法はもちろん成立しません。
そのため、僕が読んだ本にこのケースは「ドロマイト」として紹介されていたので解決出来ました。
まさに本に載っていた標本と同じような形状です。
ひし形で押しつぶされたような結晶は正にドロマイトなのです。
本に載っていたケースとほとんど同じだったので感動して今日のブログに書かせて頂きました。
ドロマイトを内包しているものは一連ブレスの中で3粒だけですので、本来はグリーンファントムがメインなんですけどね。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。