非常に珍しいバイカラータンザナイト
出雲の歴史に興味があるサルオです。
本日はバイカラーのタンザナイトビーズを紹介させて頂きます。
まずは2枚のお写真を見て頂きましょう。
写真ですと違いが分かりにくいかも知れませんので、後ろから光を当てて見やすくしたいと思います。
どうでしょうか!
上の写真が少し紫がかった青色をしているのに対して、下の写真は完全に青です。
そして、どうしても境界線が気になったので、そこも撮影しましたよ。
そのお写真がこちらです。
線を引いたように完全に色味が変わっている、非常に珍しいタンザナイトです。
バイカラータンザナイトは2つのタイプがございます。
元々タンザナイトはV(バナジウム)を含んで青色に発色したゾイサイトの変種です。
つまり、微量元素がバナジウムが多いと青色になります。
一つ目のパターンはTi(チタン)を含む場合です。
チタンの含有量が増えるに従ってタンザナイトは黄色に変化していきます。
これが、青と黄のバイカラーになるタイプです。
もう一つのタイプがCr(クロム)を含むタイプです。
クロムはルビーを赤く発色させている要因にもなっているので赤色のイメージがありますよね。
クロムを含むとタンザナイトの色味は紫色に変わっていきます。
絵の具の青に赤を混ぜると紫色に変わるので、そのイメージと同じですね。
(*先日紹介したエメラルドはCrで緑に発色しているので、正確にはどのような分子と結合するかで金属元素の色味は変わってきます。)
皆様のご想像通り、今回紹介させて頂いているタンザナイトのタイプは後者のクロムを含んだタイプです。
要因はタンザナイトが成長する過程で環境の変化が起きて成分が変わったことが推測されます。
また、このビーズに鑑別書は付いておりませんが、高額なものですので、ご注文時に「鑑別書希望」とご希望頂きましたら無料で鑑別書を付けさせていただきます。
その際は鑑別書作成に2週間程お時間を頂けると幸いです。
きっとタンザニアで産出されるのでタンザナイトなんですね
タンザナイトの名称はティファニー社が付けた宝石名であることは有名な話ですが、タンザニアで発見されたから「タンザナイト」って「そのままやん!」っと、つっ込みたくなるような名前ですね。
実際のところこの宝石名にした由来は分かりませんが、きっとそういうことなんでしょうね。(推測です)
タンザナイトといえばもう一つ是非紹介したいビーズがありましたので、こちらも紹介させて頂きたいと考えておりますので、是非見て頂けると喜びます。
タンザナイトHC5ミリビーズ
こちらは透明感が非常に高く色も濃いのでかなりオススメのビーズです。
小さいビーズなので、綺麗な丸になっていないところはご容赦頂けると喜びます。
個体差はあまりございません。
限定5石入荷しておりますので、全ビーズ写った写真を紹介させて頂きます。
タンザナイトは本当に美しい宝石ですね。
全く話は変わるんですが、昨日松江市の八雲にある熊野大社に行ってきました。
そこに国歌「君が代」の歌詞にもある「さざれ石」が置いてあったのですが、この「さざれ石」は出雲大社にも置いてあります。
出雲地方と繋がりのあることなんですかね。
気になったので、調べて近々報告させて頂こうと思います。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。