おはようございます。
サルオです。
本日はインカローズの別名を持つロードクロサイトを紹介させて頂きます。
意外と知られていないのかも知れませんがロードクロサイトとカルサイトは同じ仲間になります。
つまり、ロードクロサイトもカルサイトも同じ炭酸鉱物です。
成分としての両者の違いは炭酸にMnがくっつくと、ロードクロサイト、カルシウムが付くとカルサイトです。
というこうとは、以前カルサイトが酸によって簡単に溶けてしまう話をさせて頂きましたが、ロードクロサイトも酸には弱いので取り扱いには多少の注意は必要です。
ロードクロサイトの表面の光沢がなくなってきたな~という経験をされた方もいらっしゃると思いますが、それはこの「酸」による影響のためです。
余談ですが、炭酸鉱物の「炭酸」は炭酸飲料と炭酸ですよ。
炭酸ジュースに含まれている炭酸はH2CO3であり、一方H2のところがマンガンに置き換わりMnCO3となったものがロードクロサイトになります。
しかし、他のロードクロサイトと圧倒的に異なるところは、この鉱物の持つ色味の綺麗さです。
他の炭酸鉱物は濃ピンク~赤みを持っているものはございません。
それ故に、硬度が低く、へき開性もあり、酸に弱いにも関わらず非常に人気の高い宝石となっております。
また、前置きが長くなりそうなので、ビーズを紹介させて頂きます。
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混ざりけの少ないロードクロサイトは赤色になりますが、カルサイトなどの他の炭酸鉱物を含むことでピンク色~オレンジ色っぽく見えるようになります。
また、他の炭酸好物は白い縞となって混ざることもあります。
よくロードクロサイトについている白い部分はカルサイトなど他の炭酸鉱物なんですよ。
このお写真のものは少しピンク味を帯びているので、少しカルサイトが混ざっているのかな?と想像出来ます。
透明感があるところも良いですよね。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。