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昨日に続き特殊なラブラブライトです

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おはようごいます。
サルオです。

昨日に引き続き特殊なラブラドライトのご紹介です。

弊社でレインボームーンストーンと呼んでいる宝石はほぼ100%「ラブラドライト」です。
よく「ホワイトラブラドライト」という表現をしておりますが、実はムーンストーンではございません。

ホワイトラブラドライトもムーンストーンも白い地の色にやさしい光りを放っているという共通点があり、
また、どちらも長石グループの鉱物であるということから「レインボームーンストーン」という誤称が通称名として広まったものと思われます。

しかし、成分的な観点から見てもこの両者に違いがありますが、光りを放つ要因もそれぞれ異なっております。

ムーンストーンは正長石(オーソクレース)を主体として、その中に曹長石(アルバイト)が薄く多数に入り込んでいるため、その境界面から光りの散乱が起きてやさしい光りを放っているように見えます。

一方ラブラドライトは、曹長石(アルバイト)と灰長石(アノーサイト)の薄層が繰り返している間にヘマタイトやマグネタイトなどの金属鉱物の微薄層が繰り返して発達し、その組み合わせで光りの干渉が起きて光りを放ちます。

個人的なイメージで言うとムーンストーンは石の中が光っているイメージでやさしい光りを放っている(それをシラーと呼びます)、
ラブラドライトは割りと表面部分に華やかな光りを放っているイメージでしょうか(これをラブラドレッセンスと呼びます)。

動画にすると光りが分かりやすくなると思い、作成してみました。
宜しければご覧いただけますと喜びます。

それでは具体的にレインボームーンストーンを見ていきましょう。

★ワイヤーPT レインボームーンストーン【限定1】 石部分:18x13mm 33,480円(税込)★
オンラインショップにて販売中

上記で光り方について説明をさせて頂きましたが、
実際には肉眼で区別することは非常に難しく断定することはかなり困難になります。

それも「ペリステライト」という、一般的に「ブルームーンストーン」と呼ばれている存在があるためですが、この三者を区別することは非常に難しいです。
上の写真を見て頂くとブルーに輝くものに関しては全てのの可能性があるため、鑑別に出さないとはっきりしたことは分からないと思います。

逆に下の画像のようなタイプですと、いかにもラブラドライトのような光り方をしているので分かりやすいように感じます。

★ワイヤーPT レインボームーンストーン【限定1】 石部分:24x15mm 36,720円(税込)★
オンラインショップにて販売中

しかっりとしたラブラドレッセンスが出ているため、正面から見ても、角度を変えて斜めから見てもどちらもしっかりとした輝きを見る事が出来ますよ。

★ワイヤーPT レインボームーンストーン【限定1】 石部分:24x15mm 36,720円(税込)★
オンラインショップにて販売中

ということで、2日間に渡って特殊なラブラドライトを紹介させて頂きましたが、
実はもう一点、全くラブラドレッセンスを持たないラブラドライトもございます。

透明感のある、アンデシンのようなタイプもありますが、いつか紹介させて頂ければと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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