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【おしもり】水晶のビーズって本当に天然の水晶なの?

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おはようございますっ!MORiKO★です!
やってきました水曜日♪♪♪
おしえてMORiKO★のコーナーですね~!!!
今日も気合を入れて書きますのでよろしくお願いいたします~♪
今日の質問は特に誰々さんからという訳ではないのですが、多く寄せられる質問なのでいつかみなさんにお伝えしておかねばと思っていた質問です。
Q.当店で扱っている水晶のビーズって本当に天然の水晶なの?練りではないの?
 
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★天然水晶ブレスレット★
この質問、仕入れをしている者からすると「え~っ!!!」とびっくりしてしまうような質問なのですが、ある意味褒め言葉だと思って受け取っておきますね♪♪♪
結論から先に言います。
「はい!天然の水晶のみを使っております!」
です。
確かに当店の水晶のビーズは最もグレードの高い部分のみを使っているので、曇りやクラックの全くない、完璧な水晶のビーズです。
店頭にある水晶の原石を見ると、どうしても曇りやクラックが入っていますね~。
これをビーズにすると確かに曇りやクラックが入ってきます。
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★天然水晶原石★
一方、水晶のビーズはというと完璧に無色透明。
ガラスなんじゃないかとか、一度溶かして固めた練りの水晶なんじゃないかと疑ってしまうのも無理はありません。
まずは練りの水晶という言葉が出てきたので、その説明をしたいと思います。
練りの水晶というのは蜂蜜のように水晶をねりねりするのではなく、水晶を高温で溶かし、冷やして一つに固めたものの事を言います。
溶練水晶(ようれんすいしょう)という名前で呼ばれます。
水晶は水の中に溶けている珪酸からゆっくりと作られていき結晶になり、結晶構造を持っています。
一方水晶を溶かして固めたものには、もちろん結晶構造がありません。
結晶構造を持たない二酸化珪素の塊なので、元は水晶でも実はガラスなんですね~。(ちなみに溶かした水晶から作られたガラスは石英ガラスと呼ばれ、普通のガラスよりも高価です)
という事で、これから水晶とガラスの見分け方をみなさんにお伝えしましょうっ♪♪♪
用意するもの
■ 偏光板(へんこうばん)2枚
■ 光源
■ 調べる対象物
偏光板というのはある特定の方向の光以外をカットしてしまうものです。
そして「光源」→「偏光板」→「調べる対象物」→「偏光板」
の順番に並べます。
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なぜ偏光板を使うのか、偏光板を使ったらどうなるのかは、難しい話なのでここでは割愛させていただきます。
これを理解しないと先に進みたくない~!
という方は経済産業省のウェブサイトを見てみてください♪
ここでは「上の図のように光源・偏光板・対象物を置けばいいんだぁ~」と分かっていただくだけでOKです♪
それでは、対象物を2枚の偏光板ではさんで見るとどのように見えるかみてみましょう!
まずはガラス玉。
当然のことながら本社には天然水晶しかないので、わざわざ「ビー玉」を買いに行ってきました♪
どのように見えるんですかね~
わくわく・・・
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★ガラス玉★
ああ~!
黒い十字が見えている~!
何かすごいですね~!!!
実はこの十字模様、玉をどの方向に向けても同じ十字模様になります。
分かりやすくビー玉にシールをつけて、向きが変わったのに同じ十字模様が見えているという写真を撮影してみました~!
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★ガラス玉★
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★ガラス玉★
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★ガラス玉★
ねっ
玉をどの方向に回しても、同じ十字模様が見えているでしょうっ♪
ガラス玉はこの様に見えるという事を覚えておいてください。
そして本命の天然水晶はどうなるでしょうか???
本当ならビーズで撮影するのがよいのですが、ビーズだと中に穴があいているので写真が上手く撮れません。
代用で穴をあける前のビーズを使って撮影してみます。
じゃ~んっ!!!
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★天然水晶玉★
なんじゃこりゃぁ~!!!
黒い十字の真ん中に虹色の丸い模様が出てる~!!!
そうなんです。
これこそが天然水晶の印なんですね~!!!
すごいでしょうっ♪♪♪
この虹色の模様はある特定の場所にしか現れません。
玉にシールを貼って方向を色々と変えて撮影してみました。
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★天然水晶丸玉★
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★天然水晶丸玉★
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★天然水晶丸玉★
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★天然水晶丸玉★
虹色の玉が見えているのはある決まったところから見たときだけ。ということがお分かりいただけたのではないでしょうか?
ガラスのビーズはどの角度から見ても同じ見え方をしましたよね?
ところが天然水晶の場合は角度によって見え方が違う。
つまり、天然水晶には方向があるんですね~!!!
ちょっと手抜きして水晶の形が適当ですが、水晶のどの方向から見ると虹色の玉が見えるか模式図を作ってみました。
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結晶には結晶軸という特定の方向があって(図のオレンジ色はC軸を表しています。)、その軸に対して垂直の面にこの虹色の玉が浮かび上がっていたわけなんですね~!(C軸に対して垂直な面)
要するに「輪切りにした断面の面にだけ虹色の玉は見える」と覚えておいてください。
だから、反対側にも同じ虹色の玉が現れるんですね~!!!
(丸玉だと虹色の玉になりますが、図のように輪切りにした状態だと実際は玉の状態にはならず、虹色の模様が現れます。)
この軸は削っても残っているので、丸玉にしたときにも方向というものがあるんですね~!
試しに水晶のポイントの写真を撮ってみました♪
写真で見えやすくする為に表面を磨いた原石を使っています。
まずは側面(柱面)から。
この面は軸(C軸)に対して平行なので虹色は見えません。
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★天然水晶ポイント(ポリッシュ)★
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★天然水晶ポイント(ポリッシュ)★
角度を変えると暗くなったり明るくなったりします。
偏光板って楽しい~とついつい遊んでしまいます。笑
そうそう、虹色は見えましたか?
見えませんでしたね~!
それでは頭のてっぺんから見てみましょう♪
軸上(C軸上)から見ているので虹色が出るはずです!
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★天然水晶ポイント(ポリッシュ)★
あったあった!
虹色の模様♪
錐面といって、三角形になっている部分が斜めなので上手く写りませんが、輪切りになっているともっと綺麗に写っていたはずです♪
水晶のチップも撮影してみました。
これが難しかったぁ~!
虹色が現れる方向はとても限られているので、何度も方向をかえながら虹色が現れるところを探しました。
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★天然水晶チップ★
この写真では1つしか虹色が出ていませんが、どのチップも向きをちょっとずつ変えながら虹を探すと出てくるはずですっ!
当社ではこの様な簡易判別法で水晶ビーズを定期的に抜き打ち検査して、天然水晶だけを販売しています!
そうそう、天然水晶の見分け方のひとつに触って冷たいか暖かいかというのもありますよね?
これは熱伝導率の違いを利用したもので、伝導率の高い水晶は手で握ると手の体温が早く水晶に伝わるので冷たく感じます。
一方ガラスは伝導率が水晶よりも低いので熱が伝わりにくく、水晶より暖かく感じます。
大げさにいうと発砲スチロールと鉄の棒みたいな感じ。発砲スチロールは伝導率が低いので暖かく感じますよね?一方鉄の棒は触ると冷たい。
でも逆に自分の体温より高い状態だと、鉄の棒は触ったときに熱っ!ってなりますね?これは伝導率が高いので鉄の温度が手に伝わりやすいからなんです。
同僚達にどれが水晶だということは内緒にして、右に水晶、左にガラスを握り締めてもらって、どちらが水晶か当ててもらいました。
すると全員水晶がどちらか当てる事ができました。
この方法でも水晶を見分ける事ができますが、同時にガラスと水晶の2つがないといけないので、現実的には使える方法ではなさそうですね~
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