おはようございます。
サルオです。
本日はオーソクレースのビーズを紹介させて頂きます。
あまり聞きなれない鉱物名かもしれません。
しかし、このブログ内でもよく紹介している宝石の主成分がこの「オーソクレース(和名:正長石)」なんです。
その宝石とは「ムーンストーン」です。
では、本日紹介させて頂いているお品物はグリ-ンムーンストーンなのか。。。
答えはお品物を見ながら順に説明をさせて頂きますので、こちらのお写真をご覧下さい。
★グリーンオーソクレース8ミリ 594円(税込み)★
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まず、ムーンストーンについて
ムーンストーンとは、オーソクレースを主体とする成分で、そこにアルバイト(曹長石)種の長石を薄く胚胎することでシラーと呼ばれる淡い光りを発する物のことを呼ぶため、ムーンストーンは鉱物名ではなく、宝石名になります。
ということは、見た目で判断するにはシラーを確認出来るかが重要ということですね。
では、シラーが出るのか試してみました。
通常の蛍光灯の下でもぼんやりとシラーらしきものが見えるような気がします。。。
分かりやすくするために光を当てて撮影してみました。
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ぼんやりですがシラーのような光りが見えますでしょうか。
ならば、このオーソクレースはムーンストーンと呼べるのか。。。呼べないと思います。
光り方がぼんやりとした光りのシラーというよりはアベンチュレッセンスのような少しキラキラとした印象を持ちますので、ムーンストーンとは呼べないでしょね。
そのため、グリーンオーソクレースとして紹介させて頂いておりました。
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この翡翠のような鮮やかな緑色はどのようにして発色しているのでしょうか。
オーソクレースの仲間でマイクロライン(微斜長石)という鉱物があります。
この両者はへき開面の角度が0.5度違うという肉眼では判断出来ない細かい違いから分けられている鉱物ですが、このマイクロラインの亜種にアマゾナイトがあります。
アマゾナイトは微量な鉛を含み緑色に発色しているマイクロラインですが、このオーソクレースの色味はアマゾナイトのように青みがかっていないのでおそらく鉛は含んでいないでしょう。
ということは、やはり緑色発色の金属元素、鉄、バナジウムこのあたりだと推測されます。
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長石は地球上の約50%を形成している鉱物だといわれていますが、このグリーンに発色するタイプはあまり見かけませんのでかなり珍しいものであると思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。