BLOG

シャッタカイト10ミリビーズ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おはようございます。
サルオです。

本日は「地球は青かった」と、言わんばかりのシャッタカイトのビーズを紹介させて頂きます。

僕がこの石について知識を得たのは約2年くらい前なので、割と最近の話です。
しかし、この石自体はずっと以前から見たことがあったかもしれません。

何が言いたいかと言いますと、10年くらい前に見た「ブルークリソコーラ」のビーズは今にして思えばシャッタカイトだった可能性があるということです。

もう既に証明する方法はございませんが、基本的にクリソコーラはシャッタカイトに比べると色味がグリーンがかっていて、明るい色味をしております。
しかし、色の濃いブルーのクリソコーラも存在します。
そのため、この両者は肉眼で区別することが非常に難しい。
しかも、この両者は共生して産出されます。

なので、結局鑑別に出してみないと判断はつきませんが、共生しているため、どちらの鉱物が多く入っているかということで名前が決まってくるようです。

つまり、鉱物の比率が
シャッタカイト >クリソコーラ ⇒シャッタカイト
シャッタカイト< クリソコーラ ⇒クリシコーラ

では実際にお品物を見てみましょう。

★シャッタカイト10ミリビーズ(ナミビア産)【限定2石】 1,296円(税込み)★
オンラインショップにて販売中!! 

成分としてシャッタカイトとクリソコーラを比較してみましょう。

シャッタカイト:Cu5[(OH)Si2O62
クリソコーラ:Cu2H2Si2O5(OH)4・nH2O

どちらも銅を含む水酸基を伴う珪酸鉱物ですね。
大きな違いはクリソコーラはいくらかの水分を含んでいるというところでしょうか。

ということで、成分から見てもこの両者はよく似た鉱物です。

★シャッタカイト10ミリビーズ(ナミビア産)【限定2石】 1,296円(税込み)★
オンラインショップにて販売中!!

具体的にはこの中で緑色がかった水色をしている部分がクリソコーラ、濃い青色部分がシャッタカイトになります。

★シャッタカイト10ミリビーズ(ナミビア産)【限定2石】 1,296円(税込み)★
オンラインショップにて販売中!!

拡大してみてみると茶色っぽいところもありますね。
ここはキュープライト(和名:赤銅鉱)という鉱物。
和名からも分かるとおりキュープライトも銅を主成分とした鉱物です。

つまりこのシャッタカイトは銅鉱山で産出される鉱物になりますが、クリソコーラと比べると産出量は少ないようです。

僕も過去に一度だけアメリカ・アリゾナ州にある銅鉱山に行ったことがあるのですが、これらの鉱物がゴロゴロと落ちていました。
緑色の原石が多かったのでおそらく大抵はクリソコーラ、もしくはマラカイトだったと思います。

もちろん品質的には鉱物の標本に出来るようなものではなく、当然ビーズやアクセサリーになるような綺麗なものではございませんでしたが、そういった鉱物を精錬して銅だけを抽出している工場も鉱山に併設されておりました。

申し訳ございません。この時の写真が行方不明になってしまったので、写真が見つかったときにいずれ詳しくお話出来ればと思います。

★シャッタカイト10ミリビーズ(ナミビア産)【限定2石】 1,296円(税込み)★
オンラインショップにて販売中!!

今回紹介させて頂いているビーズは2石限定ですので、オンラインショップ上での販売は1点ずつ分かるように番号をつけさせて頂きました。

そのため、ここからは2番目のお写真となります。

★シャッタカイト10ミリビーズ(ナミビア産)【限定2石】 1,296円(税込み)★
オンラインショップにて販売中!!

1番のものと比べてもあまり大きな違いはございません。

★シャッタカイト10ミリビーズ(ナミビア産)【限定2石】 1,296円(税込み)★
オンラインショップにて販売中!!
シャッタカイトやクリソコーラは基本的に原石以外全てスタビライズド加工がされているといっても過言ではございません。

両者とも硬度は高くても4程度しかないため非常に脆くなっております。
また、多孔質(小さい結晶の粒の間にわずかな空間がたくさんあること)なため樹脂が浸透しやすいということもあり、この石をカット・研磨する前に樹脂を含浸させて強度上げております。

最後までご覧頂きありがとうございました。

ただ今開催中!
まがたまアートコンテスト
なんと最優秀賞の方には賞金50万円です♪
詳細は下記をご覧頂けますと喜びます。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加