おはようございます。
サルオです。
昨日はラピスラズリを紹介させて頂きましたが、パイライトを内包している石はラピスラズリだけではございません。
ターコイズもパイライトを内包していることがあるのです。
そして、本日紹介するターコイズのルースですが、実は産地が分かりません。
そのため、産地も推測していけたらと考えております。
まず、お品物をご覧下さい。
★ターコイズ ルース① 15×20ミリ 重さ約3.0g【限定2石】6,480円(税込み)★
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まず、聞いたところによりますと「アフリカンターコイズ」ではないかとのことです。
僕が鉱物の調べ物をする時に参考にさせて頂いているサイトで見てみるとターコイズの産出データはざっとこんな感じでした。
写真には写っておりませんが、上記以外にもセネガルやエジプトもあります。
エジプトは歴史も含めて有名な産地ですので、わりとしっかり載っていましたが、それ以外の国はあまり詳しく載っていませんでした。
たいていアフリカ産の鉱物ってタンザニアやマダガスカル以外は「アフリカのどこかで産出されました」という曖昧な表現になることが多いですよね。
エジプト産のターコイズの写真をこのサイトで見てみたところ、鮮やかな水色をしていて綺麗なのですが、パイライトと共生しているものはありませんでした。
むしろ水晶と共生しているものがありましたね。
そして、産出地の世界地図を見る限りターコイズといえばやはりアメリカになってしまうんですね。
産地のデータが291件って、、、群を抜いてますね。
ということは、やはりアメリカ産の可能性が高い!?
「アフリカンターコイズ」ではないかと言った人も「もしかしたら、アメリカンターコイズをアフリカンターコイズと読み間違えたかもしれません」とのこと。
アメリカとアフリカ、「ア」で始まり「カ」で終わるカタカナ四文字、、、確かに似てるか。
ということで「アメリカンターコイズ」の可能性も含めて考えてみます。
やはり、アリゾナ州が多そうですね。
アリゾナ州といえばスリーピングビューティやキングマンが有名です。
上記の産出地のデータを細かく見ることが出来るのですが、すいません、海外サイトのため全て英語で表記されていることもあり調べるの途方もない時間がかかりそうです。
そのため、国内のサイトでアリゾナ州から産出したというターコイズを見ていると、やはりパイライトと共生しているターコイズが出てきますね。
ということで産地の結論はアメリカ産の可能性が高いと思われます。
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このターコイズは肉眼でパイライトをしっかりと確認することが出来ます。
そして、スタビライズド加工は施されております。
ターコイズの中で光る金色のパイライトもステキですね。
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続きまして2番目です。
★ターコイズ ルース② 15×20ミリ 重さ約2.3g【限定2石】6,480円(税込み)★
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こちらは一見パイライトには見えず、黒い内包物に見えます。
ターコイズ特有の黒いスパイダー模様はゲーサイト(針鉄鉱)の共生によるものですが、このターコイズについてどうでしょうか。
拡大してみて見ましょう。
★ターコイズ ルース② 15×20ミリ 重さ約2.3g【限定2石】6,480円(税込み)★
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黒いゲーサイト部分も確かにあります。
しかし、パイライト特有の金色の真鍮色もしっかり見えますので、パイライトも内包していることが分かります。
ちなみに、パイライトとゲーサイトはどちらも鉄鉱物ですが、パイライトは鉄の硫化物に対して、ゲーサイトは鉄の酸化物(水酸化物)となります。
余談ですが、過去の買い付け写真を保存していた僕の私物のパソコンが壊れてしまい、全てのデータが消えてしまったと思っていましたが、会社の共有の保存先に少し残っていました。
そのため、今後少しずつ過去の買い付けの思い出話をこのブログの中で語っていければと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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