おはようございます。
サルオです。
二日続けてのヒマラヤ水晶。
なぜ二回目を書いたのか、、、
それは、昨日のブログの最後に「探してみるとレコードキーパーやトライゴーニック、ファントムもありますよ」と書きましたが、そもそもレコードキーパーって何?という質問を頂きました。
そのため、レコードキーパーの説明をさせて頂きます。
◎レコードキーパーの説明
水晶の結晶は、実は整然とぐんぐんと伸びていくわけではなく、原子がくっつきやすい場所や方向に左右されます。局部的に水晶表面の温度が上昇するなど条件の揺らぎが水晶の表面に△の凹凸をあらわしたりする事があります。
表面に現れた△をレコードキーパー、反対に逆三角形▼が現れるとトライゴーニックという言い方をします。
その△は全て水晶の結晶の錐面に現れるのが特徴です。
錐面(すいめん)?って何??ですよね。
水晶の結晶の図を描いてみましたのでこちらをご覧下さい。
そして見つかりました!
そのお写真がこちらです。
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ちなみに、このクラスターの全体像はこのようになっております。
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ちょうど左を向いているように見える錐面がレコードキーパー入りとなっております。
実際レコードキーパーの大きさは約2mm程度。
しかも、うまい具合に光りを反射させる角度に調整しないと見ることが出来ないので気づかれないことが多いと思います。
さらに、割合的にもレコードキーパーが入っていないことの方が圧倒的に多いのも気づかれない原因になっていると思われます。
とにかく、見つけたら大ラッキーというお品ものですね。
ちなみに、皆様に探す楽しみを味わって頂くためにも今回はレコードキーパーを探して別に分けて、それだけ値段を上げるようなことはしておりません。
従いまして、こちらのヒマラヤ水晶も僕とすぐるちゃんの手間賃は入っておりませんのでご安心下さい。
ちなみにトライゴーニックは非常に難易度が高いです。
珍しさはレコードキーパー以上ですので見つけることが出来ませんでした。がすぐるちゃん曰く「今回入荷したヒマラヤ水晶の中で見ました。」とのことでしたのできっとあるのでしょう。
レコードキーパーは水晶が成長するときに出来るものですので、逆△のトライゴーニックは水晶が自然の環境化で融ける時に出来るマークのようなものです。
それでは、レコードキーパー以外の珍品を紹介させて頂きます。
◎ファーデンクォーツ
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結晶の真ん中に白い筋が入っているのが分かりますでしょうか。
その筋を中心として両方向に水晶の結晶が成長していることが分かります。
この現象が現れる原因は正確には分かっていないようですが、母岩に生じた直線状の溝に溜まった鉱液から細かな結晶の集合が生じて、連晶的に板状の水晶が垂直方向に伸びたのだろうといわれています。
ちょっと難しいのですが、とにかく珍しい水晶だということは間違いないでしょう。
そして、このファーデンクォーツ入りヒマラヤ水晶の全体像はこちらです。
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◎両剣水晶
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このような形状になる理由は粘土鉱物に埋もれて成長したか柱面の本の一部が岩石に接触した状態で成長するとこのような形になるようです。
★ヒマラヤ水晶クラスター (マニカラン) 26g 約4.1cm × 3.1cm × 高さ2.6cm 1,944円 (税込)★
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◎曲がり水晶
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通常鉱物の結晶は湾曲しながら成長することはありえません。
そのため、こちらも曲がっているように見えますが、この白いモヤのところで何かしらの要因で成長が止まり、再び成長するときに、成長をさえぎるものがあり、別方向に成長していったものと思われます。
このタイプの水晶もありそうで見つからない水晶の代表的な存在ですね。
◎放射状水晶
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この水晶を見ていると古代の人が水晶を氷の化石だと勘違いしたのも分かる気がしますね。
ちなみにアラゴナイト?と心当たりがない方もいらっしゃると思いますので、似ているアラゴナイトの結晶も一緒に紹介させて頂きます。
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ポイントごとにファントムが見えますので、同じタイミングで成長し、みんな一斉に成長を停止し、クローライトがくっつき、再び成長を開始したことが分かります。
水晶の成長も団体行動なんですね。
★ヒマラヤ水晶クラスター (マニカラン) 32g 約4.3cm × 3.6cm × 高さ3.4cm 2,592円 (税込)★
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本日紹介させて頂くのは以上ですが、今回本社在庫から探したものは、全体入荷の中でも2%くらいしかございません。
そのため、まだまだ面白いヒマラヤ水晶が店舗に届いているはず!?だと思いますので、皆様も是非ご覧頂けますと喜びます。
最後になりましたが、ヒマラヤ水晶は重機を入れることが出来ない場所にあるため、全て手作業で採掘されています。
その様子が過去の記事にございましたので宜しければこちらもご覧板だけますと喜びます。
最後までご覧頂きありがとうございました。