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水晶に内包する緑色針状鉱物って?

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おはようございます、
サルオです。
まず、告知ですが、今週末の土曜日はすぐるちゃんが登場します。
ということはきっと新作の「あれ」紹介してくれることでしょうね。
楽しみにお待ち頂けると喜びます。

それでは、
本日は通称グリーンルチルクォーツとも呼ばれる水晶系の鉱物に内包する緑色の針状鉱物を紹介させて頂きます。

ちなみに緑色のルチルは存在しませんので、グリーンルチルクォーツは通称名で内包されている鉱物はアクチノライトかエピドートかトルマリンです。

その中で、本日はエピドートのタイプを紹介させて頂きます。
まずはこちらのお写真をご覧下さい。

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まずエピドートという鉱物に関しまして、エピドートは10種類以上の鉱物からなるグループ名です。
結晶の構造が柱状になり、その結晶が横に広がり増えているような平行連晶となるため、結晶が増えて束になっている見えるものがあります。

その形から和名では簾(すだれ)に見立てて緑簾石(りょくれんせき)と呼ばれています。

この簾石(れんせき)といえばこのブログの中でも何度も登場している人気の高い宝石にも出てくるタンザナイトの和名も灰簾石(かいれんせき)となっております。

つまり、タンザナイトもエピドートグループの宝石なんですね。
ちなみにタンザナイトはゾイサイトの亜種になりますので、灰簾石という和名はゾイサイトに付けられた和名でもあります。

それではビーズを拡大して見てみましょう。

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エピドートを内包している水晶(今回の場合スモーキークォーツ)の特徴は針状の内包物がのっぺりと入っている印象です。
本当に個人的な考えですが、僕の中では海苔入り水晶なんて呼んでます。

結晶も完全な針状ではなく、和名からも想像出来るようにやや平面的な構造をしているので内包物は比較的に推測しやすいのではないかと思います。

エピドートは鉄とアルミニウムを成分にもつ石ですが、この鉄成分が多くなるにつれて緑色が強くなり、アルミニウムが多くなるにつれて褐色や灰色になってきます。

このビーズに内包しているエピドートはやや褐色をしているのでアルミニウム分が多いのかなと思います。
スモーキークォーツも水晶に微量に含まれるアルミニウムが影響しているため、ビーズ全体としてそれを証明しているかのようですね。

ふと、この海苔みたいなエピドートに光りを当てるとどうなるのか見てみたくありましたので、光りを当ててみましたよ。

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あまり変わらないかも知れませんがエピドートに透明感が出ましたね。
僕は海苔入り水晶といいましたが、この石の場合には草入り水晶という名称の方が正しいようですね。

明日は水晶に緑色のアクチノライトを内包したタイプのグリーンルチルと呼ばれる石を紹介させて頂きます。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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