おはようございます。
サルオです。
本日も連日の勾玉のご説明となっております。
今のところ残っている勾玉の中で説明が必要かと思われるもの、それは「ホワイトグリーンカルセドニー」です。
そして、勾玉全て鑑別書付きとなっておりますが、なぜ鑑別書が付いているのか、想像してみて下さい。。。
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そうです。
この石、なんと呼べば良いかとっても判断しづらい仕様。
そのため、名前を決定する意味でも鑑別書を作成した訳なのです。
そして、この石を説明するためには鑑別書を見ていただくことが一番早いと思いますので、こちらをご覧下さい。
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鉱物名が「天然クォーツ(他結晶質)」ということでケイ酸鉱物(SiO2)で小さい結晶が集まって出来たものですので、これはカルセドニーやめのう、ジャスパーなどの潜晶質だということが分かります。
そして、不純物が少ないのでジャスパーではなく、縞がないのでめのうでもございません。
ということで、宝石名としては「カルセドニー」になるわけですね。
ここで注目したいのは鑑別書右側の摘要欄です。
そこには「黄緑部は宝石名でクリソプレーズと呼ばれます」と記載されています。
つまりこの勾玉の真ん中から上半分はクリソプレーズとなっていて下半分がカルセドニーになっております、そのため、バイカラークリソプレーズなんて呼べればかっこいいかも知れませんが、下半分はクリソプレーズではないので、バイカラーカルセドニーと言う方が正しいですね。
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ちなみに、クリソプレーズは最も高価なカルセドニーです。
カルセドニーの中でもニッケルという金属元素を含む鉱物がカルセドニーの中に取り込まれて緑から黄緑色に色づいたものがクリソプレーズと呼ばれます。
なので、黄緑色になっていない下半分はカルセドニーになるのですね。
このバイカラーカルセドニー(上半分はクリソプレーズ)は他のクリソプレーズにはない面白い顔を持っているのが特徴ですよ。
ここからは余談ですが、このブログを書き終えたら島根県の大田市に行ってきます。
なぜ大田市に行くのかは近々皆様にもお伝えすると思いますのでしばらくお待ち下さいませ。
大田市は僕の住んでいる出雲市の隣の市なんですが、実は普段から足を運ぶことがほとんど無いんです。
境界くらいのところにある公園にはよく子供を連れて行くんですが、中々境界線を越えられない。
大田市は近くて遠いイメージがどうしてもあるのはなぜなんでしょう。
まぁ松江も遠いけど仕事で毎日行くから遠いイメージにならないんですかね。
なので、ちょっとした旅行気分で太田に行ってきます!
本日まで開催しております岡山ミネラルマルシェに出展中!
お近くの方はお越し頂けますと喜びます。