こんばんわ!
サルオです。
本日2回目のブログですよ。
2回目のブログはタイトルにもありますように、日本の国産原石を紹介させて頂きます。
国産の原石といえば本社のある島根県もかつてはメノウ(碧玉)の一大産地であり、古墳時代の日本において島根県産のメノウが活躍してきました。
そして時は流れ戦国時代、島根県にある、某鉱山を制するものは中国地方を制するとまで言われ、大内氏・尼子氏・毛利氏によってその鉱山の所有権を奪い合うという日本の歴史に名を残す鉱山となりました。
その鉱山は現在世界遺産となっておりますが、皆様忘れていませんよね。
歴史・背景を考えると決して地味な世界遺産なんかではないですよ!
そうです。
石見銀山です。
大河ドラマの「毛利元就」の中でもその名前がたびたび出てきましたよね。
この石見銀山のある大田(おおだ)市は銀ばかりではなく、実は霰石(アラゴナイト)も有名なんですよ。
大田市で産出される霰石(あられいし)は石見銀山から10数kmのところに位置する「松代鉱山」で産出されております。
この松代鉱山は明治末期より採掘され、県内有数の石膏鉱山として繁栄しました。
そして、その松代鉱山で産出される霰石は原石の形状がとっても特徴的で、通常では見られないタイプの霰石なので、この霰石の産出地は国の天然記念物に指定されています。
それでは、松代鉱山産「霰石」の写真を見ていきましょう。
★日本 島根県産 アラゴナイト 約10.5cm×8.5cm×8cm 145,800円(税込)★
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まず、一番の特徴はクラスター(群晶)になっていることです。
これは、粘土層の中で結晶が集合して出来る特殊な形となっております。
この結晶を拡大して見てみましょう。
★日本 島根県産 アラゴナイト 約10.5cm×8.5cm×8cm 145,800円(税込)★
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よく見ると四~六角柱状の結晶をしていることが分かります。
このような特殊な形状で産出される霰石は世界的に珍しいそうですよ。
ちなみに、普通なら霰石(あられいし)という名前よりも弊社では「アラゴナイト」と呼ぶほうが一般的だと思うのですが、せっかくの国産なのでこのブログでは霰石と呼ばせて頂きました。
話はかわりますが、先週の日曜日のブログにて「大田市に行ってきます。」と書いたのはこのブログのためでした。
もちろん、天然記念物に指定されている松代鉱山を見に行くためですよ!
そして、かなり行き当たりばったりな計画で松代鉱山に向かったのですっごく時間がかかってしまいました。
とりあえず、僕の住む出雲市の自宅から大田市の市街地までは車で40分くらい。
1時間は覚悟していましたが、先月開通した無料の高速道路(山陰道)のお陰で20分くらい短縮されてとっても便利になりました。
そして、大田市に着いてから詳細をここにきてから調べ始める、、、しかしインターネットでその場所を調べても中々出てこない。
大雑把な地図しかなく、とんちんかんなところを走って全然違うところまで行ってしまい、
そこで、「鬼石」という看板を見つけてそっちに寄り道をしたりしながらその周辺を車で走ること約1時間、
何とかヒントの一つでもある「松代」のバス停に着きました。
この周辺を調べましたが、「鉱山」という看板を全く目にしません!
もしかして、観光地としての整備はされていない!?と思い、とりあえず、大田市の観光協会に電話してみました。
すると、「松代鉱山はかなり以前に閉山していて、現在はただの山です」とのこと。
なので、「鉱山近くまで行けますか?」と一応聞いてみましたが、「不可能です」と回答を頂きました。
僕はとにかく、ハチとヘビが大嫌い。そのリスクをしょってまで獣道を行く勇気はないので諦めて帰ることにしました。
とりあえず、雰囲気だけでも味わいたいということで、電話で大まかな場所を聞きましたので、鉱山のあった山の雰囲気を感じて下さいませ。
ほんとにただの山でした。
しかし、松代鉱山産の霰石のような雲が良い感じに写りました。
最後にさまよっている時に見つけた神社の桜がとっても綺麗でしたので、そちらを紹介させて頂きます。
大田は良いとこ一度はおいで。
最後までご覧頂きありがとうございました。