こんばんは
サルオです。

本日はファントムクォーツとクォーツinクォーツについてお話させて頂きます。

それに合わせまして、こちらのブログでも午前9時に勾玉の探求者である「すぐるちゃん」に登場して頂き、ビルマ翡翠の勾玉の魅力を語って頂きますので是非ご覧頂けますと喜びます。

それでは、ファントムクォーツとクォーツinクォーツについてお話させて頂きます。

まずはファントムクォーツにつきまして、レッドファントムクォーツのビーズを元に説明させて頂きます。

★レッドファントムクォーツHC 7ミリビーズ 【限定5石】 972円（税込）★
オンラインショップにて販売中

典型的なストップ＆ゴーなタイプのレッドファントムクォーツです。

つまり、水晶が成長する過程で環境の変化が起こり成長が止まった後に再び成長を始めたタイプのファントムクォーツです。
そして、一度成長が止まった時に水晶の表面に赤色のヘマタイトが付着してファントムの形になっております。

しかし、おそらくは、再び成長を始めるための鉱液中に含まれるヘマタイト成分が沈んでいって元々あった水晶の結晶に付着し結晶化したものと思われます。

ここで、ヘマタイトってビーズにしても原石にしても赤くないですよね。
むしろ、黒っぽい鉄の塊のような印象ですが、黒っぽく見えているヘマタイトも実は赤いのです。

どうして分かるのかというと、ヘマタイトを粉末にすると石本来の色が分かるようになり、粉にする方法は条痕板というものを使います。
その板にギーとこすり付けると板に色がつくみたいですよ。

子供の頃にやった、アスファルトに路傍の石をこすると字が書けるのと同じイメージですね。

続きまして、クォーツinクォーツについて、
まずはこちらをご覧下さい。

★クォーツinクォーツHC 18ミリビーズ② ブラジル産 【限定3石】 64,800円（税込）★
オンラインショップにて販売中

前にMORiKO画伯が分かりやすい図を描いてくれていましたね。
覚えていない方も多いと思いますので、添付させて頂きます。

この図はファントムクォーツとクォーツinクォーツの違いを分かりやすく説明してくれているので、他に付け足すことはございません。
まさに「その通りで分かりやすい」ということで、それを踏まえてもう一度この大玉ビーズを見てみましょう。

★クォーツinクォーツHC 18ミリビーズ② ブラジル産 【限定3石】 64,800円（税込）★
オンラインショップにて販売中

サイズが18ミリもあるのでインパクトは特大ですよ。

そして、皆様も気になっている（と思う）針状のルチルみたいな内包物。
これはルチルなのか！？

残念ながらルチルではございません。
角閃石グループの鉱物であると思われます。
おそらくトレモライト（和名：透閃石）あたりでしょうか。

細かい白～薄い赤茶色の毛状の内包物はまるで「ウサギの毛」みたいですね。
ラビットヘアクォーツと呼ばれるものと同じですよ。

すなわち、この②番のビーズはクォーツinラビットヘアクォーツになりますね。
これは大変珍しいものだと思います。

続きまして、クォーツinファントムクォーツのビーズです。
このビーズはクォーツinラビットヘアクォーツよりも珍しいものだと思いますよ。

その珍しさを象徴する写真がこちら！

★クォーツinファントムクォーツ 14ミリビーズ ブラジル産① 【限定2石】27,000円（税込）★
オンラインショップにて販売中

このビーズはこのブログの一番最初につけている画像のビーズと同じもの。
そして、どの辺りがクォーツinファントムクォーツ かと言いますと、ビーズの中央付近を良く見てください。

細かい水晶の結晶が見えませんか？
正直に言いますとルーペがないとまぁ気づきません。

最初に見たときに、クォーツinファントムクォーツってタグに書いてあるのに普通のファントムやん！なんて思っておりました。
しかし、こんなところに魅力が隠れていたんですね。

この成り立ちを推測してみましたよ。
しかもMORiKO画伯を見習って絵を描いてみました。

このビーズ、あまりファントムになっているように見えないかも知れませんが、ビーズの穴側から見ると六角柱になっているのが分かりますよ。
山の方はやや山に見えづらいかもしれません、、、他の角度から見た画像は商品ページのリンクを貼っておりますので、そちらをご覧頂けると喜びます。

★クォーツinファントムクォーツ 14ミリビーズ ブラジル産① 【限定2石】27,000円（税込）★
オンラインショップにて販売中