こんばんわ
サルオです。
本日はコベライトの丸玉を紹介させて頂きます。
僕も数年ぶりにコベライトに出会いましたよ。
確か前回見たのはペンダントトップだったような気がしますが、今回は丸玉のご紹介です。
商品のお写真はこちら。
★コベライト丸玉55ミリ 台付き ペルー産【限定1】 43,200円(税込)★
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コベライトという名前はこの鉱物の最初の発見者であるイタリア人のニコラス・コベリに由来しております。
そのためか、コベライトという名前以外にもコベリンとも呼ばれていますが、調べてみるとコベライトでもコベリンでもどちらでも間違いないようですよ。
そして、この鉱物は和名は「銅藍(どうらん)」といいます。
日本語の鉱物名は、その鉱物の特徴を漢字で説明してくれているので、優しさを感じさせてくれますね。
つまり、見た目が藍色をしている銅を主成分として含む鉱物ということ。
成分はCuSですので、銅と硫黄から成る鉱物です。
金属元素に硫黄であるSが付くパターンは有名なものでも何種類かありますね。
例えば、
・パイライト(FeS2)—鉄と硫黄
・チャルコパイライト(CuFeS2)—鉄と銅と硫黄
・スファレライト(ZnS)—亜鉛と硫黄
・ガレーナ(PbS)—鉛と硫黄
・スティブナイト(Sb2S3)—アンチモンと硫黄
などなど調べると他にもたくさん出てきましたが、その中でもコベライトの一番の特徴は藍色に輝くというところにあります。
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金属光沢のある石でこの色味は非常に珍しいですよ。
実際の見た目はもう少し深い色で金属光沢をしているのですが、金属光沢の輝きが強く、フラッシュで撮影すると実物より少し明るく写ってしまうことご了承下さい。
下の写真が一番実物に近い色合いかと思います。
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藍色のコベライトの中に何やら金色の光沢のある物質が、、、まさか金かなのか!
実は、、、金ではございません。
硫黄を含んだ硫化鉱物の例としてあげた下記の鉱物の中のどれかですが、想像がつきますか?
・パイライト(FeS2)—鉄と硫黄
・チャルコパイライト(CuFeS2)—鉄と銅と硫黄
・スファレライト(ZnS)—亜鉛と硫黄
・ガレーナ(PbS)—鉛と硫黄
・スティブナイト(Sb2S3)—アンチモンと硫黄
パイライト(黄鉄鉱)!
おそらく間違いではなくパイライトも含まれている可能性はあるのですが、
コベライトの和名:銅藍、成分CuS(硫化銅)であることから考えると銅を含んだチャルコパイライト(黄銅鉱)である可能性が高そうですね。
パイライトが黄鉄鉱、チャルコパイライトが黄銅鉱、しかし黄銅鉱は名前とは裏腹に主成分で鉄も含んでいますよ。
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他にもコベライトは色々な特徴がありますが、特筆すべきは硬度の低さ。
硬度は1.5~2程度しかないため、鉱物の世界でも最弱ではないにしても最弱に近い石と言っても過言ではございません。
(・・・自慢げに言うことではございませんね)
しかし、硬度とは引っかき傷に対しても強さを示す数字ですので、このコベライトの丸玉がポロポロと崩れていくようなことはございませんのでご安心下さい。
また、コベライトは上記にも記載したチャルコパイライトが時間と共に変化したものが多いそうです。
そのため、原石でも表面はコベライトですが、割ると中はチャルコパイライトだったということも時々あるようです。
コベライトの希少性を考えると割るのはもったいないので出来ませんね。
また、コベライトの粉末を火に当てると青色の炎が出るという炎色反応も楽しめるそうなのですが、もちろんもったいないので出来ませんよ。
最後に、これは僕の推測ですが、パイライトが湿気に弱く、湿気に対して黒っぽく変化するように、この成分の似たコベライトも同様の変化をする可能性があると思います。
そのため、時々乾いたティッシュ等で拭いてあげるなどのメンテナンスは必要になってくるかな?と思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。