こんばんは
サルオです。
本日はラブラドライトのブレスレットとビーズを紹介させて頂きます。
ラブラドレッセンスの原理については以前すぐるちゃんがこのブログ内で下記のように紹介をしてくれていましたので、引用させて頂きます。
「ラブラドライトの光学効果というのは、「アルバイト」と「アノーサイト」がミルフィーユのように交互に層になっており、その間にあるマグネタイトやヘマタイトなどの金属鉱物の微薄層が発達することによって生み出されています。
アルバイトとアノーサイトというクレープ生地の間に、クリームにあたる金属鉱物の層。
コンビニでミルフィーユケーキを買って、食べたくなりそうですが、
独特な光学効果は、多層構造になっている石に現れる事が多いです。
例えばカイヤナイトも時として、シラーのようなボォーッとした光を示すことがありますが
カイヤナイトも薄い層がペリペリと剥がれるような構造をしています。
アンモライトもそう。層の厚みで赤・黄・緑・青という様々な色を表出します。」
なるほど。
ラブラドライトの層は、光りを反射する色、吸収する色を分けているから色々な色のラブラドレッセンスがあるんですね。
しかし、ここで疑問がございます。
それは、どのような基準で反射する色と吸収する色を分けているのか。
つまり、緑や黄色、青色のラブラドレッセンスは比較的よく目にしますが、紫やピンク色のラブラドレッセンスはめったにお目にかかることはございません。
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そして、上の写真のように紫やピンクのラブラドレッセンスは必ず薄い色をしています。
申し訳ございませんが、
この答えは今日の時点では出ていません。
今後の課題とさせて頂きたいのですが、おそらく光学的な反射スペクトルが関係していると思いますが、かなり難しい話になってくるかも知れません。
そして、僕自身が理解できるかどうか。。。
気を取り直して、ラブラドライトのブレスレットの動画を作成しましたので、宜しければご覧頂けますと喜びます。
また、現在オンランショップのアナヒータスタイルでは、ラブラドライト特集をしておりますので、合わせてご覧頂けますと喜びます。
ラブラドライト特集はこちらから
続きまして8ミリサイズのビーズです。
今回紹介しているラブラドライトの一番の特徴はラブラドレッセンスがしっかり出ていることと、ビーズ自体に透明感があることです。
透明感があるために、ラブラドレッセンスの光りも引き立ちますね。
そして、こちらのビーズも動画にてご紹介。
動画を見るとビーズ一石一石の詳細を確認することが出来ますので、是非ご覧下さいませ。
最後に8ミリサイズのブレスレットです。
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話は変わりますが、ラブラドライトの浄化方法について、日光浴による浄化をOKとしているところとNGにしているところがありますよね。
このことについて、なぜこのようなことになるのかを僕なりに考えてみました。
ここからは、サルオ的な考察です。
まず、ツーソンのミネラルショーに行くと、ラブラドライトの全面磨かれた原石が炎天下に野ざらしにされている風景を見かけます。
突き抜けるような青空と強烈な紫外線で有名(?)なツーソンでです。
そもそも日光浴がNGになっている石はどういった原因でNGになるのでしょうか。
紫外線によって色が退色するといわれている石としてアメジストやスモーキークォーツがあります。
これは、紫外線によって結晶構造が変わるため退色するといわれています。
アメジストは実験したことは無いのですが、10年以上前にスモーキークォーツを使ったレザーのブレスレットを仕入れたことがあり、レザーの臭いがあまりにも強力だったため、天気の良い日に屋上で天日干しをしたことがありました。
そして、数日間雨の予報が無かったので放置したところ、スモーキークォーツの色味が明らかに薄く、そして、少し気色味を帯びたレモンクォーツのような色味に変化しておりました。
このように微量な金属元素が結晶格子の一部に入り込んで色がつく原因となっているものは、その構造を変化させる可能性があり、影響があるのかも知れません。
もともと土の中にいてた石たちですからね。
ではラブラドライトではどうでしょう。
ラブラドライトの色の要因は先にも述べた光りの反射によるもので、石本来の色味ではございません。
となると、やはりラブラドライトが日光浴によって退色するという理屈が分かりません。が、しかし、私、あることに気づきました。
今回紹介しているビーズにも当てはまることなのですが、無色透明な樹脂を含浸させて透明感を出しているラブラドライトがございます。
そのビーズに関しては、日光浴、つまり温度を上げる状態にすることで樹脂が溶け出して全体的に白く濁る可能性があるのではないかということです。
ということで、サルオ的結論としましては、カット・研磨以外の加工をしていないラブラドライトであれば日光浴はOK、しかし、樹脂含浸処理をしているラブラドライトは日光浴NGとなります。
最近のラブラドライトのほとんどは無色透明材(樹脂)による含浸処理が施されているので、念のため全てのラブラドライトの日光浴による浄化をNGとする。という結論に至ったということでしょう。
ここが、会社によってラブラドライトの浄化方法が異なる原因になっていることではないか思われます。
ちなみに、流水による浄化も同様の理由だと思われます。
ここからは、余談の余談。
過去にツーソンに行ったときの写真を探していたらこんな写真を見つけました。
ということは、アメジストもすぐすぐ退色するということはないのかも知れませんね。
あまり、過敏になることでもないのかも!?
今度実験してみますか。
経過が分かれば報告させて頂きます。
最後までご覧頂きありがとうございました。