おはようございます。
サルオです。
本日は朝9時と夜8時の2回ブログ配信させて頂きます。
なぜ、2回なのか、、、
それは20時にも新入荷ビーズを紹介したい！
だけど、
レア勾玉も紹介したい！
ならば2回配信しよう！
ということで、
本日1回目のブログはとっても珍しい石種の勾玉を紹介させて頂きます。
これは、ゴールデンルチルクォーツの勾玉を製作した時の副産物かな？と思ってすぐるちゃんに聞いてみたところ、そうではないそうです。
すぐるちゃんがこの原石を見つけた時に「内包物は何か分からないけど、これが勾玉になったら面白そう！」という発想から出来た究極の1点です。
もちろん、このような珍しいものは原石が小さいために30ミリサイズの勾玉を1点製作するのが限界でした。
それにしても、内包物の鑑別よりも先に勾玉製作の段取りを進めるあたりの行動力に恐れ入ります。。。
そのため、限定1点のみ、そしておそらく2度とお目にかかれないかもしれないという、とっても珍しい石種の勾玉ですよ。
それでは、画像をご覧下さい。
★【限定1石】 キュービックカルサイトinクォーツ 出雲型勾玉 30ミリ 鑑別書付き 86,400円（税込）★
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そして、こちらの勾玉は鑑別書付きとなっております。
鑑別書にも『内包されている結晶は形状から「カルサイト(系)」の鉱物と推定する』と記載されております。
まず、断っておかないといけないことが、「推定」という表現について。
正確に鉱物を鑑別するには時として成分分析が必要になる場合がございます。
成分分析はその鉱物の一部を取り出す必要があるため水晶に内包されている場合、水晶を破壊して中の内包物を取り出し、分析するという方法をとらなければいけません。
しかし、1点しかないものを破壊して検査しても何も残らなくなってしまいますので、破壊検査を伴わない方法で鑑別しているため、断言を避けて「推定」と表現されております。
また、カルサイト(系)の(系)について。
こちらも成分分析をしていないため断言出来ないという点に関しては推定と同じでございます。
そして、(系)にはどのような可能性があるのかは下の表をご確認頂けばと思います。
カルサイトグループの鉱物はカルサイトと同様に菱型のキューブ状の結晶となります。
おそらく、今回の勾玉に内包されている鉱物はカルサイトだとは思いますが、中には色味的に考えるとシデライトも含まれている可能性もあるため「(系)」という表現となっていると考えます。
それでは内包物を拡大して見てみましょう。
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キューブ状の形のカルサイトが連なって内包していることが分かります。
以前はこのような形の結晶を「マッチ箱のような」と表現されていましたが、今のご時勢なかなかマッチ箱を見かけませんので若い世代はどんなものか想像すらできないかも知れませんね。
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水晶に内包されることで、スノードームのような美しさがありますね。
しかし、これだけ内包物がたくさん入るということはもちろん副作用も出てきてしまいます。
それは、クラックや内包物の抜けによる表面の窪みや凹みです。
下の写真は横から見た勾玉の姿です。
そして、中央付近に茶色い線のようになっているところがカルサイトが入っている鉱脈？のようになっておりますが、このラインに従って窪みや凹みがございます。
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拡大して見てみると、下の画像の青で印をしている箇所に窪みや凹みがあり、具体的には下の画像のようになります。
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このように大きな内包物が入っている水晶はある程度致し方ないことではございますが、ご購入を検討されている方はこの点ご理解頂けますと喜びます。
最後までご覧頂きありがとうございました。