(久々の国産勾玉！)夜光貝勾玉(沖縄近海産)

こんばんはっ！すぐるちゃんです！

本日は新作の勾玉のご案内です☆
今月は上旬にたくさんのビーズを各店に送り込みました。
ルビーにサファイア、アイオライト。。。久々の投入だった石もあります。

が、やっぱり勾玉を出す時というのはそれ以上に感慨深い思いで送り込みをしております。
丸ビーズは日本国内色んな所で手に入りますが「出雲型勾玉」はオリジナルな形ですから。
今回はきちんと皆様の心にささる勾玉ができたのか、、、
と毎度多少緊張しながら送りだすものです。

でも今回はちょこっと自信があります☆
「いっちょまえに言いおって」と思われるかもしれません、それでも今回の勾玉は特別です。
なぜかというと「国産」の鉱物(生物？)を使った勾玉だから！

それがこちら～！！

★夜光貝勾玉各種(沖縄近海産)★
オンラインショップにて販売中！！

夜光貝(ヤコウガイ)の勾玉！！
どうですか、とっても夏らしい勾玉ですよね♪

とあるソシャゲではこの夜光貝を集めるイベントとかもやっているようでして、
ひょっとしたらこの貝の名前を聞いた事がある人もいるかもしれませんね。

この夜光貝、実は日本の南海に多く生息をしています、
九州南部や沖縄、奄美の海などが主な生息域です(今回の勾玉は沖縄近海でとれた貝を使いました)
この貝になぜフィーチャーし加工をしたのかというと
実はとっても「歴史とかかわりのある貝」だからなのです。

★夜光貝研磨の過程★

ぱっと見サザエみたいな貝ですね☆
この貝なんと約20cmくらいの大きさがあります。
約9年間で両手で抱えるくらいのサイズに成長するのだとか。

夜光貝は写真を見ると分かりますように
研磨をした時に緑やパールのような色合いの層が表出し
なんともいえない美しさを示します。

先ほど歴史がある貝といったのはこの「美しさ」ゆえの事。
古くからこの貝は螺鈿細工に加工されてきました。
先史時代の遺跡からはこの貝を加工した匙や皿などが出土しています。
また、東大寺の正倉院に納められた「平螺鈿背八角鏡」もこの夜光貝を使用したもの。

この貝は日本の歴史の早い段階から加工の対象となり、
対中交易品や江戸幕府への献上品として日本の発展に欠く事のできない存在と
なっていったのです。

たしかに他の天然石と比べると長い時間をかけてゆっくりと成長したものではありません。
ですが日本の歴史に深くかかわってきた貝、伝統工芸品に使われる素材と同じ貝を使った勾玉。是非手に入れて欲しく思います！

という事で30ミリサイズをこのブログでは紹介させていただきます☆

ここで注意点(長文すみませんOrz)↓

こちらのネットショップでは先行して本日からの展開となりますが、
店舗では明日(7/26)からの展開となります。

店舗での購入を検討される方は明日の午前中に近隣の店舗に
お立ち寄りいただけると確実かと思います。

また今回の勾玉、HCと通常グレードに分かれていますが全て「傷」があるかないかによってその品質を分けております。なぜかというと貝というのはつい最近まで生きていた生き物。
周囲の環境等によっては内部に空洞みたいなのができる事があります。

また年輪のように徐々に徐々に厚みを増していきますから、
薄片のように加工の際にパキッと割れてしまう事もあります。。。
もちろん通常使用に関してはその割れる心配はないのですが
生物を加工して傷がない完全な状態で勾玉化できるのってすっごく特別な事なのです。

逆に模様が非常に美しい個体でも欠けや穴があれば容赦なく
通常グレードとしております。気にしないよっていう方はとてもお得なのでぜひ
通常グレードもねらってみてください。

という事で30ミリから～！！

★夜光貝 30ミリ勾玉(沖縄近海産)① 18,000円＋税★
オンラインショップにて販売中！！
動画で品質を確認したい方はコチラから
このパール層の輝きッ！！
日本産の鉱物って比較的穏やかな表情のものが多いですから
こういうギラッとした表情って貴重なんですよね☆

日本産の「鉱物」と申しましたが、実は夜光貝は「生物」でありながられっきとした「鉱物」です。「バイオミネラル(生体鉱物)」といって元は生き物でも鉱物として扱われるんですね☆
淡水パールやペトリファイドコーラル、アンモライトをはじめとした化石なんかもこのバイオミネラルに属します。「生き物」であり「石」である「夜光貝」、ちょっとハイブリット感があって嬉しくなってしまいます☆