こんばんは。
サルオです。
本日はクンツァイトのブレスレットを紹介させて頂きます。
クンツァイトといえば色が変わると名前が変わる石としても知られています。
クンツァイトの鉱物名はスポジュミン(和名:リチア輝石)です。
そのたスポジュミンの中でもピンク色に発色したものがクンツァイト、黄色~黄緑色に発色したものがトリフェーン。
Cr(クロム)により緑色に発色したものがヒデナイトとなります。
ここでもクロムは特別扱いされていますね。
クロムで緑色に発色したベリルはエメラルドになりますが、鉄やバナジウムによって緑色に発色したベリルはエメラルドとは呼べず、グリーンベリルとなる。
これはスポジュミンも同様で、正確には鉄によって緑色に発色したスポジュミンは「ヒデナイト」と呼べないようです。
そう考えるとクロムという金属元素は金属界のエリートなのか特別扱いされていますね。
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本日紹介しているのはクンツァイト。
このクンツァイトのピンク色の発色要因はMn(マンガン)です。
こちらもベリルで言うところのモルガナイト同様にピンク色の発色はマンガンという微量な金属元素が入ることで色づいているんですね。
それでは拡大して見ていきましょう。
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見ていただくと分かるとおり、全てがクンツァイトになっている訳ではなく、中には黄緑色のグリーンスポジュミンも4or5石ほど混ざっていますね。
この透明感のあるタイプのクンツァイトのブレスレットは基本的に単色よりもマルチカラーとして販売されているものが多いのですが、このスポジュミンがアクセントになっていて可愛いですね。
定番ブレスの水晶3石付ブレスレットみたいです。
単色では無く、水晶を3石混ぜることに意味がある。
このクンツァイトのブレスも同様のことが言えるのではないでしょうか。
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色味は全体としてやや薄めではありますが、ビーズの個体ごとに若干の色の濃淡がございますが透明感が高くて綺麗ですよ。
全体的に見える筋のようなクラックもクンツァイトらしさの一つです。
ここからは余談です。
鉱物名:スポジュミンと宝石名:クンツァイトで名前が変わる。
これと同じようなことが、僕の家の近くの山にも存在しているのです。
その山の名前は「仏経山(ぶっきょうざん)」
子供が通っていた保育所の年長さんは必ず親子で登る山なので、僕も2回登りました。
この山、昔は神名火山(かんなびやま)という神様の山だったのですが、ある時期から仏の山に変わった珍しい山。
説明は山頂付近にあったこちらの看板に書いてありましたよ。
小さくて読みにくいと思いますので、全文書かせて頂きます。
「仏経山のいわれ
出雲平野から南を見ると、ひときわ高くそびえ立つ山(366m)を古くは神名火山といっていました。
出雲風土記(733年)に「神名火山という」とあります。
神名火山の名火は、かくれこもるという意味がありますので、キヒサの神がおしずまりになっている山といわれております。
これを今では仏経山と呼んでいます。
戦国時代中国地方に勢力を持っていた武将尼子経久は、この山に十二の寺を建て、薬師十二体を安置し、山の名も仏経山と改めて尼子家の安泰を祈ったといわれています。
神の山が仏の山に変わるという全国的にも珍しい山です。
また、東の峰には天保年間に建てられたといわれる石塔があり、新川を開通した時、無縁仏の霊をまつったものといわれています。 斐川町史より」
展望台から見る出雲平野(斐川側)の眺めも最高でしたので一緒に掲載させて頂きます。
右側の真ん中付近に見えるのは宍道湖です。
そして、仏経山を下からみるとこんな山です。
尼子経久は僕も大好きな戦国武将。
大河ドラマ「毛利元就」の中では緒方拳さんが演じていて、とっても格好良い武将だったのですが、さすがに神の山を力ずくで仏の山に変えてしまう行為はやり過ぎだったのかも知れませんね。
後世から見た結果論ですが、尼子家の安泰を願ってしたこと。
しかし、その後尼子家は尼子経久の次の代で毛利元就によって滅ぼされてしまいました。
「触らぬ神に祟りなし」とはこのことかも知れません。
しかし、現代において地元の人たちからは、神名火山ではなく仏経山として親しまれている山ですよ。
(神名火山は読みにくいから?)
最後までご覧頂きありがとうございました。