こんばんは。
サルオです。
今日は三連休の初日ということで出雲地方も多くの観光客の人で賑わっております。
とてもありがたい話で「いずもまがたまの里 伝承館」においても人手が欲しい!ということで、今日は伝承館にある宝石探し体験のヘルプに行っておりました。
情けない話なのですが、普段から椅子に座って仕事をすることに慣れすぎているせいで、一日中立っていると腰が痛くなってしまいます。
ということで、ちょんぼしですが、伝承館の宝石探し体験の裏話を最後に余談として書かせて頂きますので、宜しければご覧頂けますと喜びます。
それでは、
本日はムーンライトアメジストのサザレブレスレットを紹介させて頂きます。
★【限定1本】ムーンライトアメジスト サザレブレスレット ブラジル産 内径:約15cm 14,040円(税込)★
オンラインショップにて販売中!
ムーン(月)ライト(光)アメジスト。
その名の通り月の光りのような優しい輝きを放っているように見えるアメジストですので、そのように呼ばれております。
また、別名として「スコロライト」とも呼ばれておりますが、ムーンライトアメジストとは同じものになります。
そして、この特徴的な色味はアメジストに何かしらの処理が施されることによって、このような不思議な柔らかな雰囲気をまとっております。
もちろん、天然でもこのような色味を持つアメジストはありますよ。
例えばハンガリー産のアメジスト。
ハンガリー産のアメジストを初めての出会いはミュンヘンのミネラルショーでした。
確か会社として2度目のミュンヘンで、僕個人としては初めてのミュンヘンミネラルショーで、9月開催だったので日本感覚の薄着で行ったら雪が降るほどの寒さで終始ブルブル震えておりました。
(この年は降っていませんが、翌年MORiKOさんと行った年は雪が降り、10cmくらい積もりました)
おおよそアメジストとは思えないその色味、結晶の形に衝撃を受けました。
ちょうどオンラインショップにも掲載されておりましたので、紹介させて頂きます。
★アメジスト原石 ハンガリー産① 約4.7㎝×3.3㎝×3cm 65g 3,024円(税込)★
オンラインショップにて販売中!
この原石を見る限りのムーンライトアメジストは存在しそうな気がしてきますね。
とてもそっくりなのですが、しかしながら、やはりこの原石からはムーンライトアメジストのような輝きまでは見ることは出来ません。
★【限定1本】ムーンライトアメジスト サザレブレスレット ブラジル産 内径:約15cm 14,040円(税込)★
オンラインショップにて販売中!
処理についての考察は以前「放射線処理の後に加熱処理」と書きました。
自分で書いていてこの考察をちょっと否定したいと思います。
ネットを見ていると2回加熱処理をするなど色々推測が書いてありますね。
アメジストを加熱処理をすると黄色いシトリンになる。
シトリンを冷却しても当然アメジストにはなりません。
しかし、アメジストをシトリンになる以上にさらに高温で加熱するとミルキークォーツになるそうです。
それには鉄分の状態が関係しているようですが、このミルキークォーツの状態はムーンライトアメジストのミルキーさと似ているように思います。
そのため、このミルキークォーツに何かしらの処理が施されることによってムーンライトアメジストの状態になるのではないかと思います。
処理について「2回加熱処理をする」と書いてある意味はシトリンにするよりもさらに高温で加熱処理するということを意味しているんでしょう。
なんにしても、メーカーが他に真似されないようにするために製法を明らかにしておりませんのでネットで調べても色々な憶測が飛び交っていますね。
元々はちゃんとしたアメジストを使っているので処理としては石の魅力をより引き出すための方法として、ブルートパーズなどと同じように考えれば良いと思います。
また、アメジストや水晶は内部に細かな気泡を持っていることが多く、加熱処理をすることで水が膨張し石が割れることが多々あります。
かなりの高温で加熱しても石が割れないということは元々上質なアメジストを使っているのでしょうね。
★【限定1本】ムーンライトアメジスト サザレブレスレット ブラジル産 内径:約15cm 14,040円(税込)★
オンラインショップにて販売中!
その中でも今回紹介しているムーンライトアメジストはとても色が濃く、しっかりとした紫色を持ったアメジストらしいアメジストになっていますよ。
ここからは余談です。
宝石探し体験は水のはられた大きな桶の中に砂利と宝石(タンブル天然石)が入っております。
あたり前ですが、減ってきます。
そのため、状況にもよりますが、2時間に1回くらい石を補充するために時間を頂いております。
補充にかける時間は20~30分程度ですが、最終受付を締めてから30分間宝石を探す時間がありますので、お客様には最大で1時間くらいお待ち頂くことがあるのはそのためです。
そして、このタンブルの補充が超重労働。
畑に種を撒くかのようにタンブルを入れていき、スコップを使ってタンブルが埋まって混ざるように掻き混ぜます。
砂利が重たく、水が跳ねる。
そして、最後このような道具を使って砂利をならしていき、表面にタンブルが出てきていないか確認をして補充が終わります。
それでも、子供たちが楽しそうに宝石を探している姿に癒されてすぐに元気になりますよ。
そして、その一時間後またぐったりする。
↓
元気になる
↓
ぐったりする
↓
・
・
・
これを3~4セットくらい繰り返します。
ちなみに今日は3セット
宝石探し体験は意外と大人の方も楽しめますので、是非島根にお寄りの際は伝承館で体験してみて下さい。
(水に濡れますので、必要な方はエプロンを無料で貸し出ししております。ご自由にお使い下さいませ。)
最後までご覧頂きありがとうございました。