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蛍光ウェルネライト原石 カナダ産

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こんばんは。
サルオです。

まずは告知です。
昨日に引き続き2日連続での新作勾玉の告知ということは、、、
そうなんです。
今週末は2石種の新作勾玉が発売されますよ!

昨日の告知はラベンダークンツァイトの勾玉。
そして今日はペトリファイドウッドの勾玉です。

オンラインショップでは10月10日20時販売開始です。

本日は蛍光鉱物のウェルネライトを紹介させて頂きます。

このウェルネライトはスキャポライトグループの鉱物です。
正確にいうと「ウェルネライト」という名前はかつて存在していた名前で、現在は一般的に使われていないそうです。
しかし、ケベック産の蛍光スキャポライトといえばウェルネライトのイメージがあるので、ウェルネライトという名前で紹介させて頂きます。

★蛍光ウェルネライト原石 カナダ産 約幅4.9cm X 奥行き4.0cm X 高さ3.2cm 109g 4,800円+税★
オンラインショップにて販売中!!

ちなみに、スキャポライトはメイオナイト(灰柱石)とマリアライト(曹柱石)に分けられます。
成分的にいうと
メイオナイト:Ca4(Al2Si2O8)3(CO3)
マリアライト:Na4(AlSi3O8)3Cl

Ca(カルシウム)とNa(ナトリウム)が両者間で入れ替わり、CO3(炭酸)とCl(塩素)が両者間で入れ替わる性質があります。

そのため、スキャポライトにおいて純粋なメイオナイトやマリアライトは存在せず、少なくとも20%はどちらかの成分が混ざり合っているそうです。

そして、このメイオナイトとマリアライトの成分がちょうど中間付近のものが「ウェルネライト」と呼ばれたのですが、「中間」という曖昧な定義のためか現在では使われなくなったそうです。

なので、「スキャポライト」と呼ぶほうが正しいかも知れませんが、最初に述べさせていただいた理由で今回は「ウェルネライト」としております。


★蛍光ウェルネライト原石 カナダ産 約幅4.9cm X 奥行き4.0cm X 高さ3.2cm 109g 4,800円+税★
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ちなみにこのメイオナイト(灰柱石)とマリアライト(曹柱石)は他の鉱物でも聞いたことがありますね。

何か分かりますでしょうか?

正解は斜長石グループの鉱物。
アノーサイト(灰長石)とアルバイト(曹長石)の関係に似ています。
この長石で言うと成分の中間物は「アンデシン」と「ラブラドライト」にあたりますね。

「アンデシン」と「ラブラドライト」の名称はいまだ健在ですが、「ウェルネライト」は存在感が薄れてしまったようです。

しかし、ウェルネライトは決して地味な石ではない。
そんな気持ちを大きくアピールしているかのようにブラックライトの光りを当てると力強く黄色に蛍光します。
そして、黄色に蛍光している近くには青色に蛍光している箇所もあります。


★蛍光ウェルネライト原石 カナダ産 約幅4.9cm X 奥行き4.0cm X 高さ3.2cm 109g 4,800円+税★
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この青色に蛍光しているところは、恐らくダイオプサイド(透輝石)。
意外かも知れませんが、蛍光するダイオプサイドもございますよ。

ところで、、、このウェルネライトの光り方はユーパーライトにも似ていますね。
確かユーパーライトもアメリカとカナダの国境付近だったと思いますので、両者の位置関係を見てみると、、、

ウェルネライトの産地 カナダ ケベック州 グランヴィル(青○で表記)
ユーパーライトの産地 アメリカ ミシガン州 スペリオル湖岸(赤〇で表記)


まぁ結構離れていますね。

そもそも、ウェルネライトはスキャポライト、ユーパーライトはソーダライトとそれぞれ蛍光する鉱物が違います。
しかし、どちらもアメリカとカナダの国境付近と言うことで、両者の不思議な縁を感じてしまうのは僕だけでしょうか。

あと、個人的に「ウェルネライト」と「ウィレマイト」と「ウルフェナイト」、全て北米で産出される蛍光鉱物ですが、名前が似ていて混乱するときがあります。
まだまだ若いと思っていても来年40歳。
時が経つのは早いもんですね。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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