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希少ビーズ ユーディアライト発見しました

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こんばんは。
サルオです。

本日はユーディアライトのビーズを紹介させて頂きます。
このユーディアライトですが、10年くらい前には買い付けに行った海外の市場でよく見かけることがありました。
しかし、時は経ち、最近では高品質のものを全く見かけなくなった石でもあります。

今日紹介しているビーズは過去に入荷したもので、在庫を整理しているときに偶然見つけた限定1石だけですよ。


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ユーディアライトの特徴は深い赤みを持っていること。
かつてはルビーやガーネットと勘違いされていたこともあったそうです。

原石であれば過去に弊社でもカナダ産のものを取り扱っていた経験がございます。
このビーズの産地は不明ですが、ユーディアライトの主なさ産地は、カナダ、ロシア、ノルウェー、スウェーデン、アイルランド、グリーンランドなど北半球のさらに北部地域に限られて産出されています。

一部例外的にマダガスカルでも産出されるようですが、おそらくこのビーズも北半球の寒いところ出身ではないかと推測されます。

そして、かすかに透明感もございます。
この画像は下から強い光りをあてたもの。


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燃えるような真っ赤な色味になりましたね。
つまり、ベースに持つ色は赤色なのでしょう。

ユーディアライトについて少し説明させて頂きます。

和名:ユーディアル石
硬度:5~5.5
へき開:なし
成分:非常に複雑にして、本によって内容が違いましたので、2種類記載します。
Na16Ca6(Fe,Mn)3Zr3(Si3O9)2(Si9O27)2(OH,Cl)4 もしくは、
(Na14Ca)Ca6Fe3Zr3(Cl,OH)2(Si3O9)2(Si9O27・SiO)2
むずかしい、、、どうやら成分として入っている金属元素はナトリウム、カリウム、鉄、ジルコニウム、マンガンでケイ酸、水酸基、塩素ですが、どんな結びつきをしているのか謎ですね。

その特殊すぎる成分ゆえ比較的希少な石となっております。

また、この鉱物は酸に弱いようですので、汗がついたら乾いた柔らかい布で拭いてあげる必要がありますよ。

今日紹介しているユーディアライトは純度の高い高品質なものですが、一部他の鉱物と共生しております。


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この写真の白い部分はおそらくアルバイト(曹長石)、ほんのわずかしか入っていないので分かりにくいのですが、黒い部分はエジリン(錐輝石)だと思われます。
低品質のユーディアライトはたいていこの白い部分と黒い部分が主となりユーディアライトの赤色部分が少量となります。
そして、白い部分と黒い部分はアルバイトとエジリンだと覚えておいて損はないと思いますよ。

最後になりますが、綺麗な丸になっていないところもあります。
おそらく硬度が低いためと、他の鉱物が共生しているので、鉱物の境目で硬度の違いから綺麗な丸にするのが難しいのかもしれません。
(そういえば、以前入荷したときもほとんどのビーズが綺麗なまるになっていなかったような気がします)

最後までご覧頂きありがとうございました。

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