BLOG

【新作勾玉の告知あり】モロッコ産カルサイト原石

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんばんは。
サルオです。

まずは今週発売開始となります新作勾玉の告知からです。

かつて出雲屋敷の大黒柱にも使用された「国産の欅」。
長年、出雲で親しまれてきた一級品の欅を出雲型勾玉に。

創業140年、出雲の老舗「松井銘木」とのコラボレーションで誕生した欅の出雲型勾玉は、石よりも軽やかで、ほのかに欅の香りを感じることができる逸品。

また、長くご愛用いただくことで、徐々に艶感が増し、木ならではの優しい風合いをお愉しみ頂けます。

温もりのある木の勾玉を是非この機会にお愉しみください。

販売開始日
・全国の店舗
2020年2月21日(金)より順次

※一部、実施しない店舗もございます。
※店舗によって入荷数が異なります。

・オンラインショップ
2020年2月20日(木)20:00販売開始予定

販売価格
30ミリサイズ:12,000円+(税)
20ミリサイズ:7,000円+(税)
16ミリサイズ:4,500円+(税)

それでは本日は本日はモロッコ産のカルサイトの原石を紹介させて頂きます。


★カルサイト 原石 モロッコ産 幅約9.4 x 5.1 x 高さ2.2mm 91g 5,800円→2,900+税★
オンラインショップにて販売中!!

実はこの原石を初めて見たときカルサイトではなく水晶じゃないの?と思いました。
それは同じくモロッコ産のジオード水晶とそっくりだったからです。

むしろ、最初にモロッコ産のジオード水晶を仕入れたとき、本当に水晶かどうか疑ったものです。
モロッコ産のジオード水晶の結晶がこちら。

写真のように結晶の形がブラジル産やヒマラヤ産の水晶クラスターで見かけるような先端が細くなった六角柱状の形と大きく異なっていたから。
カルサイトであれば塩酸で激しく発泡して溶けるので、目立たない箇所の結晶を外して塩酸につけたところ全く反応しなかったのでこれはカルサイトではないと判断できました。

そして、モロッコ産のカルサイトも水晶も外側の母岩部分がそっくり。
このそっくりさからカルサイトもジオード状(晶洞)になって産出されているのではないかと推測されます。


★カルサイト 原石 モロッコ産 幅約9.4 x 5.1 x 高さ2.2mm 91g 5,800円→2,900+税★
オンラインショップにて販売中!!

また、このカルサイトの結晶が特徴的で面白いです。
カルサイトの結晶といえば菱型状や板状、六角柱状など様々な形を作ります。
最も一般的なのが「マッチ箱を斜めに押し潰したような形」といわれている菱型状でしょうか。
この形に結晶は比較的大きな結晶になりますよね。
(あと、職人が綺麗に割るとこの形にもなるそうですが、、、)

そして、このカルサイトの結晶は犬牙(けんが)状といわれる結晶の形

★カルサイト 原石 モロッコ産 幅約9.4 x 5.1 x 高さ2.2mm 91g 5,800円→2,900+税★
オンラインショップにて販売中!!

カルサイトの結晶の中でも一番攻撃的でカッコイイ印象を受けるのがこの犬牙状タイプの結晶ですよ。

余談ですが、カルサイトが塩酸に溶ける仕組みはこちら。
CaCO3(カルサイトの成分)+2HCl(塩酸)→CaCl2(塩化カルシウム)+H2O(水)+CO2(二酸化炭素)↑

炭酸カルシウムは反応水に溶けて、見えなくなり、二酸化炭素は気体として泡になって空中に飛び出します。
つまり、カルサイトに塩酸が加わると、塩(みたいなもの)と水と二酸化炭素に変わるわけです。

最後までご覧頂きありがとうございました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加