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不思議の石のワンダーストーンビーズ アメリカ・アリゾナ州産

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こんばんは。
サルオです。

本日はワンダーストーンという天然石のビーズを紹介させて頂きますが、このブログを書く時点で、個人的な感想もワンダー(不思議)な状態です。
どのような石か今の僕の中でも答えが出ていませんので、ブログを書きながら推測していきたいと考えております。
(なので、ちょっと難しい話になってしまうかもしれません)

まずはこのビーズの写真をご覧下さい。


★【限定5石】ワンダーストーン 8ミリ ビーズ アメリカ・アリゾナ州産 420円+(税)★
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この5石を見る限り分かることは、色々な容姿をしているということです。
ビーズによって「色味」「透明感」が異なっていることから、アリゾナ産のワンダーストーンは岩石であるように感じます。

そして、その模様の面白さと絵画的な美しさがこの石の魅力になっていると思います。

岩石とは2種類以上の鉱物が混ざった天然石について呼ばれている名称ですが、上の写真の一番右側の写真を見て頂くと分かりやすいのではないかと思います。

ということで、まずは一番右の写真に注目してみます。


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このビーズの大部分はわずかにグレーがかった乳白色をしています。
その乳白色部分の質感や色味は当社の定番ビーズとして扱っている「白めのう」に近い雰囲気をもっています。
そして、決定的なのが乳白色部分に薄っすらと縞模様が入っていることから、この部分は「めのう」であることは間違いないかと思います。

では、帽子のように乗っている部分が何か見ていきたいと思います。

ビーズを変えて、2番目のビーズです。


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絵を描いたような模様が面白いですね。
名前の由来になっている「不思議な」という意味のワンダーはこのような模様からきている可能性が高いように感じます。

まず、成分的な観点からこの天然石の鉱物名を推測してみると、やはり①番のビーズにも出てきた「めのう」は重要なヒントになっていると思われます。
めのうの成分はSiO2(二酸化ケイ素)です。
このSiO2と同じ成分の鉱物は数多く存在し、最も有名なものとして水晶があります。
水晶にはアメジストやローズクォーツ、スモークークォーツなども含まれますが、これらは不純物の少ない鉱物です。

では不純物が多い「成分:SiO2」で表される鉱物と言えば、、、やっぱりジャスパー(和名:碧玉)が思い浮かびますね。
例えばこのように模様のあるジャスパーといえば、レッドジャスパーがあります。


レッドジャスパー10ミリビーズ

このレッドジャスパーは縞赤玉とも呼ばれるタイプのジャスパーで、堆積層中にケイ酸分が侵入して作られたものです。
ワンダーストーンと見比べてみると、、、


ワンダーストーンとレッドジャスパーの比較

この両者を比較してみると模様の色味の逆転はあるものの、近い模様の入り方をしているように感じます。
さらにいうと、下の③番目のビーズを見て下さい。


★【限定5石】ワンダーストーン 8ミリ ビーズ アメリカ・アリゾナ州産③ 420円+(税)★
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所々模様のところや、左側部分に透明感があることが分かります。
この透明感のある部分こそケイ酸成分(おそらくカルセドニーにあたります)であり、もともとあった堆積層にケイ酸成分が浸透してきたことを示しているように感じます。

つまり、僕が出したこの「ワンダーストーン」と呼ばれる天然石は主に「ジャスパー」からできていると推測されます。
透明感がある部分はカルセドニーもしくはめのう。透明感がない部分はジャスパーだと思われます。

それでは、答え合わせをしたいと思います。
インターネットでワンダーストーンを調べると、、、、
「流紋岩(ライオライト)」としているところが多いですね。
流紋岩の成分も70%のケイ酸分を含む岩石なので成分的には近しいのですが、ジャスパーは堆積岩に起因しているのに対して、流紋岩はマグマが地表近くで冷え固まったものですので成り立ちが異なりますから別のものですね。
それに、調べてみるとワンダーストーンの産地はグランドキャニオンの近くとのこと。
いや~ワンダーですね。

すいません。今日は難しい話になってしまいましたね。

ともかも、ワンダーストーンのような同じものが二つとない特徴的な模様を持った石は面白いですね。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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