めのうさとえすこな散歩

神社な日常 知って得する神社のあれこれ ~ 出雲大社 大祭礼一之祭 参列 編 ~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
ブログを更新しました。
しばしお付き合いください。

 

先日ですが、山登りの後、
膝の近くにチクっと痛みを感じました。

以前にスリ傷をつくり、カサブタが
出来ていたので「剥がれたのかな?」と
思ってみてみると・・・
「マダニ」でした(^^;)

土曜日の夜で医者に行くわけも行かず
無理に取るといけないそうなのです。
ネットで調べると酢とアルコールで
応急処置が出来るとあったので
これでもか!という位かけたら
ポロリと取れました(。。;)
おかげさまで何とも無いのですが
気をつけなきゃと思いましたね。

 

さてさて。
本日は去る5月14日に行われた出雲大社の
「例祭」のご報告を。
また出雲大社に関わる
最近の変化のご報告など。

と、その前に。
神社の「例祭」についてちょこっと。
「例祭」とはWikipediaによると

例祭(れいさい)とは、
神社で毎年行われる祭祀のうち、
最も重要とされるもののことである。

出雲大社といえば「神迎祭」、
「神在祭」と大きな神事がありますが
お正月と並び、参列者の多い祭祀
とでもいいましょうか、こちらの祭祀より
重儀なのは5月の例祭なのです。
その「例祭」を含む幾つかの神事を
出雲大社は「大祭礼」と呼び
前夜祭と3日間幾つかの祭祀が斎行されます。

今回は14日の例大祭一之祭のご報告を。
出雲大社は天皇陛下から
「御幣物(ごへいもつ)」という
賜り物が奉納される神社の一社です。

その大事な儀式に先駆け、まずは祓いの神事
的射祭(まといさい)が斎行されました。
神官たちが参進され、
拝殿に昇殿されていきます。

この時「正服」と呼ばれる装束を
着られ祭祀に臨みます。
この正服は一年のうちでもこの日しか
着られない、特別な祭服です。

参進のあと、参道に的が設置されます。

これは境内を祓い清められるためです。

的が出来ました。

祭祀が進み、
弓矢を携えた禰宜さんが的へと進みます。

狙いを定め一射!!

的は外しましたが
矢を射ることに意味があり
場が清められました。

これで修祓の祭祀、的射祭が終わります。

本殿までの例祭まで時間があり、
境内の写真を撮っていたところ
宮司さまがいらっしゃいました!

最近は斎主を離れ、昨年は手術をされたと
耳にしましたがお元気そうです!
警備の方に敬礼されたりと、ちょっと
お茶目な一面を拝見しました(^^;)

定刻となり、参進が始まりました。

神官たちは玉垣内に入られます。
と、宮司さまは参進に加わらず
玉垣内から現れました。

ステッキを携えています。

八足門前は参拝の方のために
参列は拝殿後方から、場にいた皆さんに
暗黙の了解が伝わります。

と、やがて玉垣から数人が退出されます。
これは皇室からの勅使を迎えに行かれる
神官たちです。

そして唐櫃(からひつ)を先頭に、黒の祭服を
身にまとった勅使がゆっくり進んできます。

おおおお!菊の御紋。

石段を横になって登って行かれます。

御幣物と呼ばれる供え物は正絹だそうです。
本殿の御神座の御扉の前に置かれます。

祭祀が済み退下です。

宮司さまの為だと思いますが
実は傍らに人力車が控えていました。
ですがその必要は無く、
しっかりした足取りの退下でした。

玉垣内に参列者が10名という
大変縮小された例大祭でしたが
滞りなく斎行されました。
例年であればこの一之祭は
松の参道での流鏑馬や
田植踊の奉納などがあるのですが
今年も中止でした。

晴天の中、三日間行われる
大祭礼一之祭、例大祭のご報告でした。

 

さて。
最近、出雲大社や稲佐の浜でちょこっと
変わった事があります。
そのご報告を。

まずは、素鵞社の砂箱。
稲佐の浜で採られた砂と
スサノヲさんのご神威の宿る砂を
交換して、土地や畑などに撒く民間信仰
「御砂」の砂箱です。

ちょっと変わりました。
以前はこうでした。

社殿の縁の下に砂?土?を
入れる人がいたそうです。
ご自身のお宅の物と聞きました。

砂箱が無くなる噂も聞いたのですが
それは回避されたようです。

代わりについ立の様な板を備えたそうです。

そして稲佐の浜の弁天島の前に
お賽銭箱が出来ました。

美観がいかがなモノかと思いました(T_T)
ですが、これには理由がありました。

それ以前、
いつの頃からか手書きの看板が置かれ

お願いが書かれていました。
御賽銭わ右側のかごの中に入れて下さい
岩の間にわ入れないで下さい
(原文のまま)

岩に挟まれた硬貨を取るのは
かなり大変なんだそうです。

弁天島のお社にも
氏子さんがいらっしゃいます。
そういった方達が、硬貨を苦労して
取られていたそうです。

何か間違った情報を得てしまった方が
岩に挟んだのかもしれません。
まさか「イケナイ」とは知らなかった
方が
良かれとやられたのかもしれません
ですが
いらない手間や労力がそこに出来てしまった
なにかそんなタイミングを垣間みてしまい
書かせて頂きました。

 

本日もお付き合いくださって
ありがとうございます。

またの更新をお楽しみに。
ご自愛下さいますように。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加