鉱物と暮らしのアイデア帳

【鉱物と暮らしのアイデア帳】こうして生まれた「MOTTAINAI STONE」-もったいない天然石-

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。
オンラインショップ担当の六路です。

本日は、「MOTTAINAI STONE」が生まれた裏側をお届けします。

※11月30日配信予定でしたが公開設定になっておりませんでした。大変申し訳ございませんでした。

「MOTTAINAI STONE」って何?

みなさん、そもそも「MOTTAINAI STONE」ってご存じでしょうか?
読み方は「もったいないストーン」、訳すとそのまま「もったいない天然石」という意味です。

石や形状など様々な条件によって検品基準等は異なりますが、店頭に並んでいたり、オンラインショップに掲載されている商品はすべて当店独自の厳しい検品基準をクリアしたものばかりです。

「MOTTAINAI STONE」とはこの当店の厳しい検品基準にひっかかったがために、店頭に出すことができなくなってしまった天然石です。ですが、これらの天然石は本当に素敵なものばかりなのでその良さや価値をお客様に知っていただきみなさまにお届けできれば…そんな想いから生まれた「MOTTAINAI STONE」です。

MOTTAINAI STONEはこうして生まれました

ふとある日、オンラインショップチームはいつものように商品の写真撮影やページを作っていました。するとバイヤーのすぐるちゃんが突然ケースに入ったたくさんの天然石を持ってきて…

すぐるちゃん:
この石なんですけど、検品してたら傷や欠けが多くて…今回だけでなく前に仕入れたものでいままで出すことができないものも、もったいなくて取ってたんですけどうまく出すことができないですかね?

どれどれとオンラインショップチームでその天然石を見てみると本当にきれいな天然石がたくさん入っていました。

▲現在掲載中のMOTTAINAI STONE ※価格見直しました。

それを見た私たちも思わず

「本当にこれはもったいないね。」
「何かいい方法がないかな。」

普段は何も気にすることなく当たり前のように掲載していた分、びっくりしたと同時にこんな綺麗なものをお届けできずに、またその自然の恵みや魅力をお伝えできずにいたんだなと改めて感じさせられました。

この何気ないやりとりが「MOTTAINAI STONE」が生まれるきっかけになったのです。

どうすればその価値が伝わるだろうか…

そこからオンラインショップチームで改めて、バイヤーの仕入の工程や苦労、天然石自体どうして傷がつくのかなど、まずは様々なことを知ることからはじめました。

市場に出回っているものは数あるブランドや企業の厳しい検品基準をクリアした良質な天然石がほとんどです。当店におきましてもブログでおなじみサルオやすぐるちゃんがみなさまに素敵な天然石やその魅力をお届けできるように、社内の厳しい検品基準を満たすであろうものを国内、海外慣れない土地を飛び回って探し続けています。

仕入の苦労話をバイヤーに聞きにいってみると想像を絶する話も聞くことができました。
時には悪天候の中での買付けであったり、時には車に引かれそうになったり、食べ物があわずにお腹をくだしながら買付けをしたこともあるとか…
(苦労話ではありますが、気分を悪くさせたらごめんなさい…)

ですが、天然石は自然の恵みでもあり宝物です。どんなに厳しい検品基準をクリアできるものを探して仕入れても、少しの傷や欠けがあるだけでお出しすることができないのです。

それではどうしてこんなに厳選しても天然石には傷や欠けなど基準から外れるものがでてくるのでしょうか。
改めて考えて、そして調べてみて「MOTTAINAI STONE」の基準となるものがこちらです。

何百年、何千年、中には何億年という長い期間自然の中で育った天然石。その傷は自然の恵みであるがゆえの傷です。
また現代ではその天然石を少しでも綺麗に見せるためにビーズであったりルースなどに加工がされています。原石がないと加工はできません。場所や地域によっては採掘が非常に過酷なところもあります。採掘後、その加工も職人がひとつひとつ手作業で割れないように石の状態をみながら加工をしているのです。

▲ヒマラヤ山脈はこのような傾斜のある山々で機械も入れないので手作業で採掘されています。

▲手作業で原石から勾玉を製作する様子

今回調べていくうちに、ひとつの天然石ができあがり店頭に並ぶまでたくさんのストーリーがあることに気づかされました。採掘する方々の過酷さ、加工する方々の丁寧な技術、買付するバイヤーの想い…

天然石の魅力やその価値、また裏側のストーリーを知っていただくことで、みなさまの日々の暮らしがもっと愉しくなるようにと願い、気づけば名前も「MOTTAINAI STONE」と決めていました。

もったいないをそのままわかりやすく伝えたい。そしてストーリーも感じていただきたい。

これからもみなさまが少しでも明るく愉しくなるようなものをお届けしたいと思っています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加