(新作勾玉！) 糸魚川ヒスイ（ラベンダー/ブルー）　出雲型勾玉

こんばんは。
サルオです。

新潟県糸魚川産のヒスイに新しいカラーが誕生しました。
それも待望のラベンダーカラー！
そしてヒスイの中でも人気の高いブルーカラーです。

新潟県糸魚川市で産出される国産の翡翠(ヒスイ）

糸魚川翡翠とは、新潟県糸魚川市で産出される国産の翡翠を指す名称です。
この糸魚川では今から約5500年前、つまり縄文時代頃から翡翠の生産と加工が盛んで、その翡翠が日本各地に広まったと言われています。
また日本は世界的に見ても翡翠文化発祥の地だと言われるほど古くから翡翠の歴史があり、翡翠との関連がとても深い国なのです。

そのこともあり、翡翠は2016年に日本の国石として認定された、文字通り日本を代表する鉱物です。

正規のルートで入手した正真正銘の糸魚川翡翠

糸魚川翡翠の主な原産地は、日本海に注ぐ姫川上流の小滝川地区（小滝川ヒスイ峡）と青海川上流の橋立地区（青海川ヒスイ峡）にありますが、現在ではこれらの場所は天然記念物エリアに指定されていて、この場所からは翡翠に限らず一切の岩石類の持ち出し、あるいは植物類の採取なども厳重に禁止されています。
また指定区域外の河川でも、原則としては翡翠を含む岩石の採取が禁じられています。

つまりこのことから、糸魚川翡翠は現在、非常に稀少性の高い鉱物になっているのです。

今回2年5か月ぶりの新作糸魚川産ヒスイの勾玉は2018年、2019年に現地に赴き時と同じ個人所有されている方から糸魚川翡翠の原石を正規のルートで入手しました。
今回は残念ながら直接足を運ぶことは叶いませんでしたが、所有者様のご協力の元、厳選した原石を選ばせて頂き、高品質の原石を入手することが出来ました。

糸魚川翡翠の原産地、小滝川

オンラインショップと全国のアナヒータストーンズならびにその姉妹店で、「糸魚川ヒスイ（ラベンダー/ブルー）」商品をご購入いただきましたお客様には、糸魚川翡翠の品質を保証するギャランティーカードをお付けいたします。

ギャランティカードは沼河比売と大国主命の翡翠をめぐる物語をモチーフにしております。

『古事記』には、出雲の大国主命（おおくにぬしのみこと）が、自らを“八千矛神（やちほこのかみ）”と名乗り、現在の新潟県糸魚川市付近にあった「髙志（越、こし）」という古代首長国家に住む沼河比売（ぬなかわひめ、奴奈川姫）に求婚し、その翌日の夜に二人は結ばれたという物語的な問答歌（神語、かむがたり）が綴られています。

メインヴィジュアルの中央で背中合わせに立つ男女のシルエットのモチーフはもちろん、右が沼河比売、左が大国主命です。そして、閉じられた戸を挟んで歌を詠み合ったという二人を表現しているのです。
実はこの話の裏には、大国主命が奴奈川姫に求婚した理由として、ヒスイの原産供給地を掌握するためだった、という話もあるようです。
それだけ糸魚川産のヒスイというものが当時でも重要な存在だったことを物語っています。
実際に、大国主命を奉った出雲大社の真名井遺跡からは、糸魚川ヒスイで作られたと見られる勾玉が出土しているそうです。

それでは、実際に出来上がった出雲型勾玉を見ていきましょう。
まずは、鑑別書付きのラベンダーヒスイ30ミリサイズから紹介させて頂きます。

★【限定3石】糸魚川翡翠（ラベンダー）HC 出雲型勾玉 30ミリ① 新潟県・小滝川産/鑑別書付　55,000円（税込）★
オンラインショップにて販売中！

鮮やかな菫(すみれ)色が印象的なヒスイです。
菫とラベンダーは別の植物なので矛盾しているようですが、この菫色こそラベンダーヒスイの特徴なのです。

それは下記の鑑別書でも証明されていますよ。

鑑別書でもしっかりとラベンダージェダイトと記載されていますね。
ヒスイはよく軟玉と硬玉に分けられますが、ジェダイトは硬玉を表しています。
軟玉はネフライトのことをさし、硬玉はヒスイ輝石のことを指して呼ばれる名前ですので、鑑別書でもジェダイト(ヒスイ輝石)と証明されております。

今回製作した糸魚川産の翡翠は鑑別書付きの物だけでなく全数鑑別機関で鑑別して頂き、ヒスイと認められたもののみ販売させて頂いております。

オンラインショップにおいて鑑別書付きは30ミリサイズ3石と20ミリサイズ3石だけですが、それ以外のヒスイも鑑別済みですのでご安心頂けますと喜びます。

続きまして、2番と3番の勾玉です。

★【限定3石】糸魚川翡翠（ラベンダー）HC 出雲型勾玉 30ミリ② 新潟県・小滝川産/鑑別書付　55,000円（税込）★
オンラインショップにて販売中！

★【限定3石】糸魚川翡翠（ラベンダー）HC 出雲型勾玉 30ミリ③ 新潟県・小滝川産/鑑別書付　55,000円（税込）★
オンラインショップにて販売中！

ところで、なぜ全数鑑別に出す必要があったのでしょうか。
それは、ヒスイが岩石(複数の鉱物が混ざり合った石)であることに由来します。
ヒスイが岩石と聞くと違和感があるかも知れませんが、ヒスイはヒスイ輝石だけでなく、蛇紋岩（サーペンティン）やアルビタイト（曹長岩）、オンファサイト(オンファス輝石)やロディン岩といった様々鉱物を含んでいるため、ヒスイだと判別することが非常に難しいことでも知られていています。

つまり、鑑別結果がヒスイと判断されるためには、全体に岩石全体に翡翠の成分が含まれていなければならず、他の鉱物の方が多く混入した場合には鑑別結果が”ヒスイ”と認定されないのです。

そのため、全数の勾玉を鑑別にだし調べて頂く必要があったのです。
そして、今回は非常に優秀でヒスイ輝石を多く含んでいる個体が多かったことも分かりました。

続きまして、鑑別書付き20ミリサイズの勾玉です。