みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
神社な日常、今回は神在祭編です。
それではお付き合いよろしくお願いします。
出雲地方にこの季節がやってきました。
そう、八百万の神様が
全国から集まる神在祭の季節です。
ここ出雲地方には
八百万の神様が集まる神社が
十社ほどあります。
出雲大社のように何千人という
参列者の元、神々を迎える神社もあれば
人がいなくなってから宮司一人で
粛々と迎える神社もあります。
また、八百万の神様が集まる理由も
いくつかあり、斎行される期日も
新暦・旧暦と様々です。
そして神在祭は神社ごとの独自の祭祀です。
ですので、神在期間が隣り合う神社は
「A神社からB神社に移られる」
という伝承を耳にします。
これはどうやら神社側でなく、
民間で広まった都市伝説といいますか
噂の様なものみたいですね。
全てがそうでは無いかもしれませんが。
さてさて。
今回ご紹介する神在神社は神魂神社です。
神魂神社が神在祭を行う神社だと
ご存じない方も多いかもしれません。
島根県の公式観光情報サイトに載っています。
島根観光ナビ
先日、観光ナビの日付に従い11日に
神魂神社に参拝に行ってきました。
神魂神社 松江市大庭町563
二の鳥居。
駐車場の真ん前ですので
コチラから参拝される方が大半ですね。
コロナ対策でしょう、柄杓が撤去され
竹筒が延長されて
鉢の先に手水が流れています。
柄杓がない場合、
両手で手水(ちょうず)を使いましょう!
(手水で清めることを「手水を使う」と言います!)
①両手を水ですすぎ手を清める。
②清めた両手に水を溜め
溜めた水で口をすすぐ。
③再度両手をすすぎ、清める。
の手順で行います。
その後ハンカチで手を拭く方も
いらっしゃると思うのですが、
トイレで使った後とかですと
穢が戻っちゃいますね(^^;)
手水の後様に洗いたての
ハンカチを用意すればいいのでしょうが
私は濡れた手のまま
自然に乾くのを待ちます。
「男坂」と名付けられた坂。
ちょっと急ですので
この坂は難しいかな?と思った人は
左手の「女坂」から無理せずに
周り道しましょう(^^)/
拝殿には張り紙があります。
拝殿での写真撮影を遠慮することや
騒いだりしないようにとの事です。
まずは参拝を済ませます。
国宝のご本殿。
島根県にある国宝の神社本殿はこちらと
出雲大社の二社のみ。
神魂神社は「日本最古の大社造り本殿」で
出雲大社のモデルとも
いわれているようですね。
同じ大社造りとはいえ出雲大社と違うのは
宇豆柱(うずばしら)と呼ばれる
真ん中の柱の外側へのはみ出し方。
神魂神社は外へ大きくはみ出しています。
おっといけない!
神在祭の話を(^^)
先に言ってしまいますと
神魂神社の神迎祭は「秘事」なのです。
11月11日。
神魂神社に参拝に伺いました。
社務所に宮司さんが
いらっしゃいましたので、
ご朱印を頂きながら聞いてみました。
「八百万の神様は今、
本殿にいらっしゃるのですか?」と。
宮司さんいわく
「まだいらしゃってません。
どなたも居なくなってからお迎えします。」
との事でした。続いて私が
「参列していけない神事でしょうか?」
と聞きましたら
「はい、その様になりますね。」
・・・まだいらっしゃらなかったのでした。
更に参列を断られました(T_T)
神魂神社 神在祭。
神在期間 11月11日~18日(新暦)。
八百万の神様はイザナミの亡くなった
10月にその崩御を敬い集まると
聞いています。
神在期間はいつもと変わらぬ風景ですが、
参拝の機会がありましたら
ぜひ八百万の神様への
ご挨拶も合わせてどうぞ!
そして!
神魂神社に行かれたら、
ぜひ隣の立正大学淞南高等学校へも
足を運んでみてください。
この高校の敷地には
「宿祢岩(すくねいわ)」と呼ばれる
石神様が祀られています。
ノミノスクネという怪力無双の神様が
出雲に名を轟かせていました。
同じ様に大和にタイマノケハヤという
コチラも怪力の神様がいて、
力比べをすることに・・・といった
相撲の起源とも伝わる逸話があります。
ノミノスクネは、その力比べに備え
この場所に奇岩・怪石を累々と積み
神様を祀ったといわれています。
高校の正門を通り、
事務所に一声かけてから参拝しましょう。
事務所は正門から進み、
最初の建物の一階です。
「石神様の参拝をさせてください。」と
事務所に挨拶しましたら
「ありがとうございます。」とお礼を
言われました(^^)
前回もそうでしたのが
感謝されるとはちょっと驚きでした。
帰りも挨拶して帰りました。
神魂神社でご朱印を頂いた時、
案内の紙が挟まれていました。
そちらに詳しく書いてあります。
宿祢岩にはノミノスクネの
全知全能が籠もっているとか!
御神徳は勝負事・運動競技の勝利
事業(土木・建築・相場)商売繁盛
勉学、夫婦和合、授児と書いてありました。
さて。次回も神在祭を行う神社を
コチラのブログで
ご紹介したいと思います。
今回は神在祭を斎行する神社
その中の一社、神魂神社を
ご紹介しました。
お付き合いくださって
ありがとうございます。
またの更新をお楽しみに。