めのうさとえすこな散歩

神社な日常 知って得する神社のあれこれ ~ 混雑時や密を避ける参拝 編 ~

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みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
ブログを更新しました。
しばしお付き合いください。

 

さてさて。
先日、出雲大社に参拝させて頂いた時に
警備の方が7~8人のグループで
参拝に来ていたみなさんに
声をかけていたんですね。

「順番待ちで並ばれると、
行列が出来てしまいますので
空いているところからご参拝下さい。」と
促していらっしゃったんです。

今回はその一言で「そういう事か・・」と
気づいた事がありました。
参拝時のアレコレをちょびっと
書かせて頂きたいと思います。

前出の出雲大社ですが
過去、最も混んだと感じたのは

10連休の時でした。2019年の事ですね。

下り参道の右手にある「祓社」。
(はらいのやしろ)に行列が出来てしまい、
なんと最後尾は境内をはみ出ていました。
バス停辺りまで人が並んでましたね。

ざっと100mくらい並んでいたと思います。
お店の中で「何の行列ですか?」と
随分聞かれました(^^;)

TVで祓社の事が取り上げられたという事も
重なったためか、ビックリでした。
神職の方が、石段の下からの参拝を
促していましたが、従う方は少なかったと
大社のガイドをされている
知人から聞きました。

多分、みなさんは「お賽銭」の事が
頭にあって、まずはお賽銭を!と
入れずには参拝出来なかったのかな?
と思ってしまったのと、
並んでいればそれに従うという
集団心理が働いたのかと
想像します。

これはある神社の宮司さんから
教えてもらったのですが、
お賽銭箱に都度お賽銭を入れても良いし
まとめて一箇所に入れても良いそうです。
ですので、お賽銭に順番に並ばずとも
お賽銭を納められる時でOKなのです。

出雲大社の祓社は石段を上がり、
賽銭箱が右手にありますが
お賽銭を割愛し、参道から
二拝四拍手一拝で「祓い給え、清め給え」と
三回唱えてお祓いの参拝をします。
混んでいた時はこれでいいそうです。

ちなみに出雲大社は境内と神楽殿の
周りを含めると
15箇所は
賽銭箱があるはずです。
入れられるタイミングでまとめて入れて
後は賽銭無しで参拝しても問題ありません。

そして離れたところからの参拝。
神社には「遙拝所」を
設けている神社もあります。
離れた所から参拝する場所です。
例えばゴトビキ岩で有名な神倉神社。
写真の説明はありません。
※2016年2月撮影。

神社までは石段の参道をで30~40分ほど
登るでしょうか?
けっこう急な所もあります。
写真の説明はありません。

写真の説明はありません。

足腰の不自由な方や車椅子の方は神前まで
行くことが難しい拝殿です。
入り口の鳥居から参拝出来る様に
賽銭箱があります。
写真の説明はありません。

ご存知の方も
いらっしゃるかと思いますが
出雲大社の東十九社、西十九社は
出雲大社の東側の日本の神社、
西側の日本の神社の遥拝所となっています。

また伊勢神宮の遙拝所は全国的に
あるのではないでしょうか?
つまりは離れた場所から参拝する事は
当たり前にある事なんですね。

参拝で神前が混み合っている時は
並ばず、お賽銭も割愛し
邪魔にならない場所から
神様の方を向いて参拝する、
お賽銭は納められる賽銭箱に
まとめて納める。
というのが混雑時の、または密を避ける
参拝方法だと思います。

神社によっては「4列に並んで・・・」
といった断りが
書いてある場合もありますので
従ってくださればと思いますが
昨今のソーシャルディスタンスを鑑みれば
空いている所から、ソクソクと参拝するのが
いいのでは無いかと感じます。

参拝して気づいた事で
出雲大社も対応してくださっているんだと

思った事があります。というのは素鵞社や
オオクニヌシさんの正面にあたる
西の参拝所のお賽銭箱が増えているんです。
これはお賽銭をスムーズに納められる様に
配慮されての事かなと、ひいては
密の回避なのだと最近気づきました。


2019年1月の素鵞社。
お賽銭箱は一つです。


2021年4月の素鵞社。
お賽銭箱が2つになっています。

我々日本人の美徳として、キチンと並び
順番を抜かしては失礼というのがあるとは
モチロン思うのですが、
参拝に時間がかかるのも考えようです。
自分がスムースに参拝することによって
他人の時間を奪わずに済むと考えればいいと
私は思ったりしています。

今回は、コロナ禍の今だからこそ
お互いスムースに参拝出来るような
ちょっとした参拝のやり方を
ご紹介させていただきました。

まあ、いつも参拝出来るわけでもない神社は
確かに正面で参拝したいですけどね。
あと、どうしても並ばないと
参拝できない時もありますね(^^;)

本日もお付き合いくださって
ありがとうございます。

またの更新をお楽しみに。
ご自愛下さいますように。

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