みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
ブログを更新しました。
しばしお付き合いください。
さてさて。
私事で恐縮ですが、ある事を境に
参拝時のお賽銭の考え方が変わりました。
それは1冊の漫画との出会いでした。
本屋さんで何気なく目に入った漫画の表紙。
「あれ?見たことある・・・」
と立ち止まったんですね ^^b
漫画家、東村アキコさん作画の漫画
「稲荷神社のキツネさん」。
ちょうど「東京タラレバ娘」を
古本屋でまとめ買いして読んで
間もなくの頃だったような気がします。
なんでまとめ買いしたかと言いますと
その前に読んだ同じく東村アキコさんの
「海月姫」が面白かったからですね。
漫画、好きなんですよ(^^;)
この漫画は
旅行好きでちょっとブラックな
旅行代理店に勤める主人公が
旅行先の稲荷神社を参拝した事で
主人公の人生が変わる過程を通し
神社参拝の考え方が説明されて行く
そんな漫画なんですね。
そんな事もありまして、
偶然見つけた新著をこれも何かのご縁と
表紙買いしました。読んでみると
なるほどなあと思う事が幾つか。
そんなこんなで今回は「お賽銭」について
あれこれ語ってみたいと思います。
そもそも「お賽銭」とは!?
神社本庁のHPによると
起源には諸説あるそうですが
「もともと、御神前には
海や山の幸が供えられました。
その中でも特に米を白紙で巻いて包み
『おひねり』としてお供えしました。」
とあります。
やがて秋に収穫したお米の稔りの感謝として
刈り入れた米を神様にお供えしました。
それらが金銭に変わっていった様です。
「初穂料」という言葉は
その年初めて収穫された稲穂(初穂)を
お供えしていた事に由来しています。
流通にお金が登場する以前の昔は
米との物々交換だったわけです。
また、「散米(さんまい)」という
お祓いの風習もあったようです。
米には霊力が宿ると考え、
神前に米を撒き散らしたのだとか。
「お賽銭を投げ入れる」といった
やり方が本来のやり方、
といった声を聞いた事がありますが
元となっているのはお祓いとして行った
この「散米」なのかもしれません。
前出の神社本庁のHPによると
「お賽銭箱にお金を投げ入れるところを
よく見かけますが、お供物を投げて
お供えすることには、
土地の神様に対するお供えや、
祓いの意味があるともいわれています。」
と前置きし、
「しかし、自らの真心の表現として
お供えすることなので、
箱に投げ入れる際には
丁重な動作を心掛けたいものです。」
と書かれています。
※紫の部分は「神社本庁 お賽銭について」より抜粋
気になるのは金額ですよね。
よく「五円=ご縁があるように」、
「45円=「始終ご縁があるように」」など
語呂合わせの事はご存知だと思います。
参考までに出雲大社のHPの
「よくあるご質問」によると、
「大切なのは神様に対して
真摯な気持ちでお祈りをし、
その気持ちをもって
日々の生活を送ることです。
祈りの心はお賽銭の金額によって、
まして変な語呂合わせで
左右されるものではありません。」
とあり、前述の「ご縁」や
「始終ご縁があるように」といった
語呂合わせを「変な語呂合わせ」と
敢えて書いてある様な気がします。
※出雲大社HPよくあるご質問
お賽銭の金額は決まっていますか?
の問に対する回答。
そして大事なのは、金額で祈りの心は
左右されるものではない、とある事。
これは大金を納めれば願いは叶う
というわけでは無いという事。
普通に考えれば下の図式でしょうか?
奉納△△=願い◯◯
前出の「稲荷神社のキツネさん」にも
「そこには信仰心という名の
『信頼』も必要」とあります。これは
信仰◻+奉納△△ > 願い◯◯
といった図式のようです。
この「信仰」は私なりに考えると、
例えば山の頂上にある神社に参拝する、
ですとか飛行機を乗り継いで参拝に行く、
といった感じでしょうか?
もちろん、純粋な「信仰」という意味も
あるのでしょうが、疑っていたり
諦めていれば、そもそも行かないですよね。
そして奉納。
先程書いた通り大金を納めれば願いは叶う
というわけでは無いのですが、
その願いへの対価はどのくらいか?
といった事は大事なようです。
私、この辺はちょっと考えが変わりました。
今までのルーティーンで、毎月、月初に
お賽銭に小銭を納めて日々の感謝の参拝を
していました。
はて?自分の感謝の度合いって小銭程度?
あまり感謝していないって言われれば
返す言葉がありません。
そこは大事だと思うようになりましたね。
そして参拝の仕方も大事です。
「稲荷神社のキツネさん」によると
手水の作法はもちろんですが
①祈りの前に自己紹介。
◯◯県◻◻市から来た△△です。
②神恩感謝。
ここで参拝できる事を感謝します。
③祈り。
宣言完了形で!例:幸せになります。
健康に暮らします。
④感謝。
聞いてくださりありがとうございます。
といった4つの流れが書いてあります。
神社によって作法があったり、
諸説あるとも聞きますが、
それを判断するのは自分自身の様です。
お付き合いくださって
ありがとうございます。
本日はこの辺で。
またの機会に。
ご自愛くださいますように。