めのうさとえすこな散歩

神社な日常 知って得する神社のあれこれ ~ 令和3年 朝山神社 神迎神事 編 ~

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みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
読みものを更新しました。
しばしお付き合いください。

 

先日、稲佐の浜で
「だるま夕日」を初めて観ました。
水平線に沈む時に、二つの円が重なる様に
溶ける様なシルエットを「だるま」に例えて
そう呼ぶそうです。 蜃気楼現象の一種で
大気と海水の温度差が大きくないと
観られないそうですね(゜0゜)
よろしかったらその様子を。

興奮してシャッターを押しまくり、
露出を合わせることが飛んでました。
海が真っ黒という残念な写真に
なってしまいました(^^;)

 

 

さてさて。
去る11月5日(金)は旧歴の10月1日でした。
そう、旧暦の神在月が始まりました。
この日に神迎祭を斎行される神社が
朝山神社です。
出雲市朝山町大字 上朝山 宇比多伎 1404

「宇比多伎」は「ういたき」と読み、
現在は「雲井滝」の字が充てられています。
その雲井滝がこちら。

この滝のある山の山頂近くに
朝山神社があります。
現在、7月の豪雨災害により車道のがけ崩れ
参道の土砂崩れの為、参拝出来な状況です。

今年の神迎祭は残念ながら
「一般の方は参列できません」と
参道に告知がありました。

宮司さんと氏子の皆さんでの
神事斎行となったようです。
車道を確認に麓から歩いて登ってみました。

この道の先には民家があり、なんとか
車1台が通れるようです。
しばらく登ると、通行止めのパイロンが。
この先には、民家がありません。

更に登ると・・・(。。;)

水の音がチョロチョロ聞こえてきます。
また大雨でも来れば、更に崩れてしまう!?
現在復旧の見込みは解らないそうです。

現在は麓の一の鳥居を塞ぐ様に
遥拝所が設置されています。
なんでも参道の方が壊滅的だとか・・・

遥拝所の中にはお賽銭箱と
朝山神社のしおりと、この時期発行される

「旧暦出雲の”神在社“巡拝」の
冊子が置いてあります。

冊子に名を連ねる5社の神社は
この時期だけの「神在月」の文字が入る
巡拝記念印を用意してくださっています。
その記念印を集める冊子です。

神社の御由緒やご祭神、地図も載っています。

御朱印は備え付けの封筒に
ご自身の住所を書き、参拝の日付、
初穂料を入れ、封筒の口を、置いてある
クリップで留め、お賽銭箱に納めます。

しっかり中に入るように、
途中でつかえましたら置いてある
「棒」で押し込んでください。
後日記入の住所に郵送されます。

 

さて。
それでは昨年の神迎祭の様子を
昨年の写真とご紹介します。

15時から始まる神迎祭の準備が
鳥居前に見えます。
八百万の神様が宿られる
「案(あん)」と呼ばれる台が
すでに置かれていました。

15時。 開祭です。
お祓いの祝詞の後、神様が宿られる
お社やお供え物、氏子、参列者が
祓い清められます。

祝詞が奏上され、いよいよお迎えに
鳥居前に向かわれます。

鈴を鳴らし宮司は
八百万の神々を迎えます。

神々がいらっしゃいました。
宮司は白い手袋をはめ、宿られた榊、
神籬(ヒモロギ)を携えると、
氏子の皆さんは絹の垣根を作ります。
石段を登り、本殿を一周され、
朝山十九社に収まられます。

お供え物が献上され、祝詞の奏上、
玉串拝礼と祭祀が進んでいきます。

無事閉祭。
参列者は七十人ほどでしょうか?
氏子総代の方が近年に無い多くの参列者と
おっしゃってました。
これから10日間、朝山神社に滞在されます。

駆け足でしたが
ここまでは昨年の朝山神社の

神迎祭の様子でした。

伝承では出雲に神々が集まられる時、
琴引山を目指し参集され、傍らを流れる
神戸川を下り日本海に出られる。
そして稲佐の浜から上陸されるのだとか。

その神戸川の途中にあるのが朝山神社です。
主祭神はオオクニヌシの妃神の一柱。
美人で器量よしの女神といわれている
そうですから、長旅の疲れをもてなしで
癒やされてから、出雲大社へ向かい
縁結びの会議「神議り(かみはかり)」に
臨まれるのかもしれませんね。

残念ながら道路の復興の目処は
立っていませんが、来年は多くの参列者が
立ち会われ、賑やかな神迎祭であることを
祈念して止みません。

 

本日は朝山神社への道路の現状と、
昨年の神迎祭の様子をご紹介しました。

 

本日もお付き合いくださって
ありがとうございます。
またの更新をお楽しみに。
ご自愛くださいますように。

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