みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
読みものを更新しました。
しばしお付き合いください。
今回は出雲大社の境外社、三歳社で
1月3日に斎行された「福迎祭」の様子を
ご報告させていただきます。
昨年は年始の大雪で峠道に倒木があり、
手前の出雲大社スカウト活動センターで
遥拝という形で斎行されました。
と、初めに。
この祭祀なのですが、1月3日の午前1時に
開祭されます。そう、深夜です。
にも関わらず、例年70~80人くらいの
参列者がいらっしゃいます。
それでは当日の様子を。
1月3日の0:00、アパートを出た私。
出雲大社の大駐車場に5分後に着きました。
目的の三歳社は出雲大社の境内と
神楽殿の間を通る道を、山の方へ
峠道を10分ほど登った所にあります。
参列者はまだ5人。
開祭には40分ほどありましたので
まだ今からといった感じでした。
祭壇の用意や社殿の開扉は既に済まされ
神官の皆さんも開祭を待っていました。
福柴が戴けるテントには
福茅(ふくがや)が用意されています。
福柴はこの時戴ける榊。
まだ用意されていませんね。
徐々に人が増えてきました。
参列の代表者の玉串拝礼のお二人に
拝礼の作法の確認が行われ、
間もなくです開祭です。
先程並んでいなかった福柴も用意されました。
神事が恙無く終わりました。
神官から一言ありました。
ご自身の体験を交え、コロナ禍の今、
人との関わりの大事さをおっしゃいました。
人と人との繋がり、ご縁って大事ですね。
参拝の後、福柴と福茅を頂きます。
多い方は10体とか求めていらっしゃいます。
求めてきた福茅です。
そして求めた分、クジが引けます。
クジには「福箸」「お神酒」の
どちらかが書かれてあります。
これは真夜中にも関わらず、
出雲大社の御守所で頂けます。
私は今年3体頂いて福箸が2御神酒1を
頂いて帰りました。
この福柴はなくなり次第終了です。
3日の午前中には無くなってしまうと
伺っています。
福茅は「ススキ」だと思うのですが
テントに詰めている方に伺ったところ
この福茅は稲穂を模しているのだそうです。
紙垂(しで)の先に付けられている小判型と
四角の金紙の意味は解らないそうです。
そして福茅には「当たり」があります。
小判型の金紙が2枚貼り合わされた中に
「豆大黒」が入っている福茅があります。
これは用意されているのが200体。
福柴・福茅は自分で選べるのですが
当たりを見分けるのは至難の技です。
背後に次の方が待ってる場面で一つ一つ
手に取るわけにもいかず、ましてや
一度手にしたものを戻すわけにもいかず
結果、過去1回だけ戴けた当たりは
ホント偶然でした。
この「当たり」は特別で出雲大社本殿の
御神体が鎮座する御扉の前に
一晩安置されるのだとか。
他に御本殿に安置される縁起物や御守は
無いそうで、オオクニヌシに最も近くに
置かれた特別な縁起物という事になります。
多分、祭祀の後に社殿から降ろされたのは
当たり柴かもしれません。
今年は終わってしまいましたが
来年初詣のタイミングで1月3日に出雲大社に
参拝の機会がありましたら「福迎の道」を
登って行ってみてはいかがでしょうか?
本日もお付き合いくださって
ありがとうございます。
またの更新をお楽しみに。
ご自愛くださいますように。