めのうさとえすこな散歩

神社な日常 知って得する神社のあれこれ ~ 節分の須佐神社・出雲大社 ~

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みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
読みものを更新しました。
しばしお付き合いください。


前回は、今年も惜しむらく中止になった

出雲大社教・出雲大社の「おこもり」について
過去を振り返ってみました。
その中でご紹介した赤い「福神御幣」ですが
今年も戴けるとの事でした。
出雲大社のHPに、
福神祭前日(1月31日)正午より

午後4時30分まで、
又旧正月元旦の福神祭当日(2月1日)以降は
午前8時30分より午後4時30分
神楽殿御守所にて授与致しますので・・・
とありました。

で・す・が!
仕事のため授与の時間に合わない・・・

まあ、戴けなくとも仕方ないと割り切り
参拝をしてきました。
毎月1日は出勤前に出雲大社に参拝する
習慣ですので、いずれにせよ出雲大社には

参拝に伺うのです。

午前7時ちょっと前に神楽殿の
御守所が開きましたので、
ダメ元で聞いてみましたら巫女さんが
にこやかに「はい大丈夫です」と
対応してくださいました。
おかげさまで今年も戴けました。


聞いてみるものですね(^^)b


さてさて。
今年は2月3日が節分でしたね。
須佐神社と出雲大社をハシゴしてみました。
そんなご報告を。

まずは須佐神社。
例年ですと境内に櫓が建ち、
豆まきに大勢の参拝者が集まるようです。

須佐神社HPより令和2年の節分の日の様子。

そしてこの日、
拝殿では「茅の輪」が授与されます。
須佐神社のHPによると、

蘇民将来の古事にならって
「茅の輪」を参拝者に授けられる。
節分に行なうこの行事は
全国でこの社しかない。
正しく須佐之男命に
ゆかり深いことの証拠である。
(日本民族学会報に大森志郎博士が論文を書いておられる)
とあります。

須佐神社は日本で唯一、
節分の日に茅の輪が戴ける神社なんですね。

午後3時前、須佐神社に着くと
次々に茅の輪を戴く参拝者が来ます。

そして時折、拝殿前で
豆を撒く方がいらっしゃいました。

節分の日は出雲地方では
あちこちの神社の
神前で、
豆を撒く参拝者の

姿を見ることが出来ます。

拝殿で授与される茅の輪。初穂料500円。

茅の輪を求めるとお餅を頂戴しました。

求めた方は皆さん首からかけ、
境内の摂社を参拝されたり、
須佐神社のシンボル的な御神木を
参拝されたり、アチラコチラで
茅の輪ネックレス?の参拝者が目に入ります。

ある方のSNSには
「首にかけて持ち帰る習わし」
とあり、
私はこの後仕事で会社に戻りましたので

流石に首にかけたまま事務所に入るのは
ちょっとはばかりまして、
手に持って事務所に入りました。
首からかけるとこんな感じです。

首にかける時は赤を自身の左手に来るよう、
玄関にかける時は向かって右に赤の向きで
飾るのだと神職さんに教えて頂きました。

それともう一つ戴いてきたのが御幣です。
初穂料800円。

冒頭ご紹介した出雲大社のものより
ちょっと大きいもので、紙垂(しで)が紅白です。

 

同日、定時で仕事を終え、
出雲大社に向かいました。
節分のハシゴです。
大社さんの境内に向かう前に準備を!

出雲大社では節分の日に厄落としをします。
用意するのは豆と白い紙。

こちらではTVCMでも有名な南目製粉製。
ちなみに創業寛政7年(1795年)だそうです。

年の数の豆を白い紙で包みます。
家族皆さんの厄落としの場合は家族全員の
年齢の合計数の豆を白い紙に包みます。
何で留めていいか解らず麻ひもで(^^;)

これを四の鳥居(銅の鳥居)を潜り
後ろ向きに鳥居を超えるように放ります。
放ったら振り返りません。
節分の厄払いのやり方です。
何故か「鳥居に乗せる」と誤解があるようで
投げては拾いまた投げるを
繰り返す方がいらっしゃいます。
厄が戻って来ちゃいますね(^^;)

投げた豆の包みは脇に控えた方が拾い
片付けてくださいます。

今年は鳥居に沢山の包みが乗ってました。
なるほど、乗せたくなるかもです。

そして参拝。
参拝の後、豆を撒きます。
「福は内!」と3回唱え、握った豆を
3回に分け前方へ。
そして「鬼は外!」と3回唱え
今度は後方へ豆を3回に分け撒きます。
これを各々の神前で繰り返します。

そして人形(ひとがた)を納めました。
初穂料100円。
包みには福豆が入っています。

体を人形で撫で、最後に息を吹きかけます。
人形は八足門前に納めます。

それにしてもこの日の境内は香ばしい香り♫
撒かれた豆が踏み潰され、きな粉の香り。
拝殿前が思いの外きれい?

よく見ると(。_。)
隅に集められてました!

神楽殿の前も豆だらけ。
明日の開門までにはきれいにされてますので
夜のうちに掃いて片付けられるでしょうね。

節分といえば翌日が立春。
立春を1年の始まりとする考えがあり
こちらでは年越し蕎麦ならぬ「節分蕎麦」の
ポスターを出す蕎麦屋さんもあります。
この日は蕎麦に豆が付いてきたり。

残念ながらもう開いている蕎麦屋さんは
無いようで、なければ作ろうと
スーパーに寄って帰りました。
作った蕎麦はこちら。

ニラ玉蕎麦(^∀^)

今回は須佐神社と出雲大社の節分の様子を
ご紹介させて頂きました。

本日もお付き合いくださって
ありがとうございます。
またの更新をお楽しみに。
ご自愛くださいますように。

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