めのうさとえすこな散歩

神社な日常 知って得する神社のあれこれ 神様の数え方編

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みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
神社な日常今回は
「神様の数え方編」です。
ではお付き合いよろしくお願いします。


神様。
人ではありませんので「人(にん)」では
ないわけなんですね。
ブログ「古事記と出雲」の中で
私、しれっと「三柱」なんて
使っているのですが
この「柱」を使うのが一般的のようです。

はしら?
諸説あるのですが、
古代には樹木に神様が宿る、
いわゆる御神木から転じたという説が
あるようです。

須佐神社のご神木、通称「大杉さん」。

推古天皇の御代、
亡くなった天皇の古墳の前に
柱を建てたと日本書紀に記載があるようで
神様を降臨させたのではないか
と読めるそうです。
ここからいらっしゃた神様=「柱」の数
と転じたという説もあるようですね。

また古事記の中でイザナミが
民の事を「人草」と表現しています。
個人的には神様は「大樹(柱)」、
人間は「草」と
対比しているようにも感じます。
柱を特別視していたのでしょうか?

諏訪本宮大社の一之御柱。

そしてもう一つ、「座」。
これは神社の中にいらっしゃる神様に対して
使うことが多いように感じますね。

一つには「座(ざ)」は「います」とも読め
「いらっしゃる」という事になります。

また本殿の中にご神体を祀る場合、
床に直接では無く
厚い敷物や厚い畳の様な物の上に
祀られるそうです。
「座」は、その上に座るための道具という
意味もあります。
そして座が移動することを「遷座」
つまりは神様が遷られる事を意味します。

はて?
人が神様になって祀らる場合もありますね。
菅原道真ですとか平将門とか。
この場合は人と同じ「人」だそうです。

ついでと言ってはなんですが、
神様の分身はどう数えるのでしょう?
神様の分身と耳にすると
ピンと来ないかもしれませんが
お守りとか授与品の事です。

これは「体」。
「一体二体」と数えるそうです(゜0゜)

ですので御札も「一体」だそうです。

神社で「健康守りを一体戴きます。」なんて
ちょっと勇気が要りますが、
一個という言い方は逆に失礼なそうですね。

中々神様やお守りを数える機会って
無いかもしれませんが、
もしその場面に遭遇したら
きっちり単位を使える方がいいですよね。
人数を数えるのに「一個二個・・・」
なんて数えられたらちょっと
戸惑ってしまいますからね(^^;)

今回は神様の数え方をご紹介しました。
お付き合いくださって
ありがとうございます。
またの更新をお楽しみに。

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