みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
ブログを更新しました。
しばしお付き合いください。
みなさんのお宅には
玄関に注連飾りですとか
家の中に鏡餅ですとか
飾られていらっしゃます?
今回はそれらにまつわる話です。
お正月は山から「年神様」を自宅に迎える
といった考えがあります。
この年神様(歳神様)、
健康の神様、田んぼの神様、または
ご先祖さまですとか諸説あるようです。
玄関先に飾られる注連飾り。
「注連縄」にお決まりの
「飾り」を付けることから
そう呼ばれるようですね。
注連縄は結界を。
ギザギザの紙(紙垂→しで)は清浄を表し、
橙は「代々」、子孫繁栄を・・・
といった様に一つ一つに意味があります。
そしてこの注連飾りや門松は
年神様がいらっしゃる時の
目印なんだそうです。
神社の神事もそうなのですが
神事で一番初めに行うことは「掃除」。
清浄な場所で神事は行われます。
ですので「斎行(さいこう)」と言い
「斎」「斎き(いつき)」は穢れを除き、
身を清めて神に仕える。
といった意味で使われます。
年末の大掃除も年神様を迎える
儀式の最初に行う事の様ですね。
清浄な家に目印の注連縄。
元旦の朝、玄関を開けて年神様を迎えます。
宿られるのが鏡餅。
ですので鏡餅は高い場所に飾ったり
家の一番奥まった場所や床の間に飾るのが
神様に失礼のない作法だそうです。
「鏡は魂が宿る」といった考えから
まあるく鏡を模してお餅を作る、
それで鏡餅というのですね。
二段に重ねられた下のほうが「鏡」、
小さく作られ上に乗せられた方は
「星天」といい、天を表すのだとか。
松の内の間、年神様は鏡餅に宿られます。
松の内は地域によって1月7日とか、
10日ですとか様々のようです。
松の内が開けて、そして鏡開き。
一般的には包丁を使わず
手や木槌で小さく割ります。
ですが「鏡」の名前が付いていますので
「割る」を避けて「開く」といいます。
言霊ですね♪
神様が宿ったお餅を食べることによって
神様のご神威(しんい=神様の力)や
運気を取り入れるわけです。
また、
お年玉は元々「歳魂(としだま)」といい
この鏡餅を家長が子どもに分け
みんなで食べたことが起源。
現金になったのは江戸時代だそうです。
今の時代、お餅であげたら
怒られそうですね(笑)
では、歳神さまの
いらっしゃる(であろう雰囲気の)
お社に行ってきた時のご報告を。
先に場所を地図で示すと
赤丸のところです。
赤丸の場所には三歳社という神社があります。
その下に「北山ゴーロ」と名付けられた
場所があります。「ゴーロ」は山岳用語で
岩が「ゴロゴロ」している所の意味で
別名「ごろう」とも呼ばれます。
最近では島根大学の先生が五円玉に見たてて
「五円ゴーロ」と名付けられた様です。
三歳社はこのゴーロへ登るコースの
手前を右に、そして谷を登っていきます。
足元は瓦礫。
角度もあり、結構たいへん(^^;)
岩屋の下に雨を避けるようにありました。
祀られている神様は
大歳神、御歳神、若年神。
大歳神はスサノヲの御子神で
お稲荷さんでご存知のウカノミタマと
兄弟神です。
ちなみに大歳神は男神、
ウカノミタマは女神さんです。
その大歳神の御子神が御歳神。
御歳神の御子神が若歳神。
ですので三代で祀られている神社です。
あまりオススメ出来る場所ではないですが
登山口から小一時間で登れる所にあります。
本日はお正月飾りや
年神様について書かせて頂きました。
お付き合いくださって
ありがとうございます。
またの更新をお楽しみに。
ご自愛くださいますように。