めのうさとえすこな散歩

神社な日常 知って得する神社のあれこれ ~ 佐太神社 神在裏月祭 参列 編 ~

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みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
ブログを更新しました。
しばしお付き合いください。

 

個人的な事ですが、先日、
自己紹介の文を送らなければならず
あれこれ書いてメールしたのですが
文字数がちょっと多かったのでした。
「趣味」の項目を減らしてくださいと
おまかせでお願いしたんですね。
ちなみに書いた趣味は

◆ 絵本収集
◆ 巨石・神話・神蹟巡り
◆ トレッキング・登山

なのですが、直された私の趣味は
◇絵本収集
◇巨⽯・神話巡り
◇秘境探索など

・・・「秘境探索」 (゜0゜)!
否定せず素直に従いました(笑)

さてさて。
本日は、去る5月20日に斎行された
佐太神社の神迎祭のご報告を。

佐太神社は文献上最も古くから
神在祭を斎行される神社で「神在の社」と
呼ばれています。

ところで佐太神社の「神在祭」ですが
読み方は「じんざいさい」。
先日行われた「神在裏月祭」は
「じんざいうらつきさい」といわれます。
佐太神社は年2回の神在祭を斎行する
他にない神社なのです。
佐太神社のHPには、2回行う由来は
定かでは無いとあります。

開祭に先駆け、境内のアチコチを
写真に収めました。
というのも、佐太神社の祭祀は
撮影が許されていないからです。

石段の前が「青木」と呼ばれる草木で
閉じられています。結界ですね。
その前にお賽銭箱があります。


門の扉は閉められ、御幣が立てられています。


境内南。


境内北。

境内の両脇にも青木の準備がされていますが
まだ閉められていません。

13時50分すぎ、祭祀が始まりました。
お祓いの祝詞でスタートです。

参列者のお祓いも終わり
社務所から4人の神官が参進。

境内南の閉じられていない青木の所から
石段を登ります。

正中殿、北殿、南殿の順に
秘音の祝詞が奏上されます。
「無音」では無く「秘音」といわれますが
実際、声は聞こえてきません。

祝詞が終わり、いつもなら南殿の前で行う
四方拝を、雨がしのげる
正中殿の前の軒下で行われました。

祭祀は済み、結界の両端の青木が閉じられ
神等去出祭までは宮司さえ中に入ることは
無いのだそうです。

この結界から社殿の裏の山までの空間が
八百万の神様の空間なのだそうです。

来週火曜日、25日まで
八百万の神様がいらっしゃいます。

裏月祭の由来が定かでは無いと書きました。
これは佐太神社の公式HPにあるのですが
次の様なことも書かれています。

明応二年(1943年)の佐陀大社縁起によると
「(陰暦)10月に八百万の神々が当社に
御参集になるので伊勢・住吉の両神だけは
留まって国家をお守りになる。
(陰暦)4月にこの両神が当社に御参集になるので
毎年二度神在祭がある。」とされています。
また、ご参集になるのは鹿島・香取の両神で、
祭りの間当社の摂社田中神社においでになる
という社伝もあります。

件の田中神社がこちら。

右手前が東社、縁切りの神社、
左奥が西社、縁結びの神社です。
姉妹の女神がご祭神で背中合わせに建つ
珍しい佇まいですね。

縁起にある、鹿島・香取の神様は
ナマズの頭と尻尾を抑え、
地震を食い止めている神様。
こちらにいらっしゃっている間はどなたが
抑えているのでしょうね(^^)。
 2017年2月撮影。

よろしかったら昨年11月の佐太神社の
神在祭のブログを貼っておきます。

佐太神社 神在祭 編

今回のブログの3倍くらいの長編ですので
お時間がございましたらどうぞ。
尚、その文中に写真がある朝山宮司さんですが
今年の4月3日に帰幽されました。
写真は生前のお元気な姿です。

 

本日もお付き合いくださって
ありがとうございます。

またの更新をお楽しみに。
ご自愛下さいますように。

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