みなさまこんにちは。
オンラインショップの朝倉です。
ブログを更新しました。
しばしお付き合いください。
9月25日(土)、26日(日)の2日間、
佐太神社で行われる予定でした神楽公演
「神座(カムクラ)」が
来年に延期になりました。
佐太神社の神楽の舞台、「舞殿」の
修復工事竣工と佐陀神能ユネスコ無形文化
遺産登録10周年記念事業として
行われるはずだったのですが・・・
このご時世ですので、
英断に拍手を贈りたいと思います。
「中止」でなくて、「延期」ですしね♫
さてさて。
今回は出雲大社にまつわる「数字」を
あれこれ調べてみようと思います。
それではまずは只今改修中の宇迦橋の
向こうに見える一の鳥居から。
この鳥居は1915年に篤志家の
小林徳一郎氏により大正天皇御即位の
大典を記念して出雲大社に寄進されました。
高さは23m。一節には出雲大社本殿の高さを
超えないように造ったといわれています。
扁額(へんがく)といわれる神社の名称を
掲げた額は3.6m✕2.7mの大きさ。
畳に換算すると6畳分の広さになります。
一の鳥居を潜ると神門通り。
一の鳥居から二の鳥居までは
松が植えられ、この松を寄進したのも
前出の小林徳一郎氏だそうで、
当時、280本もの松の木を寄進したそうです。
神門通りの松は70本ほどだと思いますので
もっと長くの距離に
植えられたのかと思います。
神門通りの長さは700mあります。
二の鳥居。
以前は木製の鳥居で1968年に建てられたもの
でしたが、地中に埋まっている部分の
老朽により2018年、普通鋼に比べ4~8倍もの
優れた耐候性を持つ鋼管製に
生まれ変わりました。
高さは8.8mあるそうです。
二の鳥居を潜り右手に目をやると
銅像があります。
第80代国造の千家尊福(たかとみ)氏です。
銅像の身長は約2mあります。
現在は第84代ですので
4代前の国造さんですね。
三の鳥居。
1978年製の鉄製の鳥居。
製作した会社は二の鳥居と同じ会社だそうです。
四の鳥居。
出雲大社の鳥居では最も古く、
1666年に建てられました。
国の重要文化財です。
四の鳥居を潜ると拝殿が見えます。
昭和28年の火事で焼失した拝殿は
6年後の昭和34年に現在の拝殿が竣工しました。
日本最大級の注連縄と間違われることもある
拝殿の注連縄は長さ6.5m・重さ1tです。
そして八足門。
八足門はその名の通り、柱が8本あるので
そう呼ばれています。
二の鳥居から八足門までGoogleマップで
距離を計ってみましたら直線距離で
約544mありました。
出雲大社の参出雲大社の参拝は
ご存知の通り二拝四拍手一拝。
この「拝」は90度の深いお辞儀の意味です。
八足門の後ろには国宝の本殿が構えています。
現在の本殿は1744年に造営されました。
実に築277年。それ以来、「造営」ではなく
「修造」の遷宮を繰り返しています。
造営は建て直し、修造は交換や修理と
思ってください。
1744年以降、1809年、1881年(明治14年)、
1953年(昭和28年)、そして
2013年(平成25年)にご修造の遷宮が
行われています。
国宝の本殿。
高さは八丈(24m)。
日本最大の社殿です。
これが古代では倍の十六丈(48m)あったと!
屋根の檜皮(ひわだ)の葺き替えや、
鰹木、千木といった
屋根の部品も交換されました。
記憶にある方もいらっしゃるかと思います。
ちなみに、屋根の上で交差している「千木」は
7.9m、丸太のような鰹木は長さ5.5mあります。
屋根の檜皮はヒノキの木の皮を薄く剥いだもの。
1枚の長さが121センチもあり、
これを9ミリずらして木の釘で葺いていきます。
使われた檜皮の数は64万枚!
屋根の厚い部分で1mにもなるそうです。
境内の東の隅からは拝殿前の国旗掲揚塔が
見えます。風があれば国旗のはためく場面も。
国旗の大きさは13.6 m✕9 m、75畳あります。
国旗掲揚塔の高さの47mは
当時の本殿の高さ48mより低く
作られているとも聞きますね。
今回は出雲大社の数字を調べてみました。
まだまだ、周りきれていませんので
来週に「その2」で続きを
ご紹介したいと思います。
お楽しみにお待ち頂ければ幸いです。
本日もお付き合いくださって
ありがとうございます。
またの更新をお楽しみに。
ご自愛下さいますように。