めのうさとえすこな散歩

神社な日常 知って得する神社のあれこれ ~ 日御碕神社 三貴子参り 編 ~ 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさまこんにちは。
いつもお読みくださり
ありがとうございます。

読み物を更新しました。
しばしお付き合いください。

 

先日、取材を兼ねて山の中腹にある
神社を参拝してきました。
中々独りでは腰が重く、
後回しになっていたので、
事務所で私の向かいの席の
「K氏」を誘い、トレッキングがてら
参拝してきました。
目的地は山の斜面に見える丸いところの
右手にある谷の7合目くらいの所です。

まずは三歳社(みとせしゃ)。


撮影K氏。

この後、あの丸いところへ。
島根大学の先生が「五円ゴーロ」と
命名したようです。


五円玉の穴に見えるのは実は木と
木の足元の苔です。

ちょっとハードなトレッキングでした。
K氏、お付き合いありがとうございます。
データ頂きました (^^)b

 

さてさて。
今回は日御碕神社参拝の際、
時間が取れる方にオススメ?の
「三貴子参り」をご案内します。
呼び方はそれでいいか
定かではありませんが
定着するといいなと思ってます。

軽いトレッキングを含みますので
足元は未舗装の斜面を歩ける運動靴が
必須ですのでご周知下さい。
また、この季節はマムシやスズメバチの
心配が少ない時期でもありますので
そういった意味で今がオススメです。

その前に、
イザナキノミコトの御子神、
アマテラス、ツクヨミ、スサノヲの
いわゆる「三貴子」。
よろしかったら過去ブログを。
古事記と出雲⑦ ~禊と三貴子の誕生 その1~

日御碕神社にはこの三貴子の
装飾が施されています。

真ん中の赤は太陽・アマテラス、
向かって右の黄色は月・ツクヨミ、
スサノヲは左の星だそうです。

日御碕神社はアマテラスを祀る「日沈宮」と
スサノヲを祀る「神の宮」の
二社合わせての社名です。
ですが残念ながらツクヨミはいません。
以前も私のブログで書いたのですが
離れた山の
山頂のお社に鎮座されています。
ではまずは、日御碕神社を参拝しましょう。

そして境内を離れ、県道へ戻ります。
道路が狭く、歩道もありませんので
車に気をつけて行って下さい。
出雲大社方面へ進むと左手に「月読神社」の
石標が目に入ってきます。

車の方はこちらの石標を通り越した左手の
駐車スペースに車を停め、戻ってきて下さい。

ここから入山します。

まず最初に「鹿よけ」の柵があります。

出入りする度、締めて行きましょう。
やがて、左手の「墓地」が目に入ります。
宮司家の墓地だそうです。
ここは入らないようにしましょう。

案内の石標に従いトレッキングを進めます。

開けた場所に出ます。そして左手には神社。

これは「推惠神社」。

目的の月読神社ではありません (^^;)
反対側に鳥居があり、石標に「180m」と
表示があります。もうちょっとです。

ここからは坂が急になるのと、
雨の次の日など、足元が緩くなっていますので
お気をつけて登ってください。

そして間もなく・・・

小さなお社があります。
月讀神社。
ご祭神はツクヨミとタカミムスビ。

三貴子参り達成です。

さて、このお社の背後は道の様に
見えなくもありません。

実はこの先に戦争遺構があるのだそうです。
行ってみました。
ほんの数十メートルでしょうか、
コンクリートの囲いが幾つか残っています。

今は木々が生い茂り、海は木の隙間から
チラリと覗くだけですが、木が無ければ

海を見下ろす見張り台の雰囲気を感じます。
尾根には長いコンクリートが残っています。


更に先に行けそうです。
進むとふと木が開け、木の間から海が見えます。
目を凝らしてみると・・・・

経島が見えました。
ウミネコが所狭しとひしめく中、
鳥居とお社が見えます。
この日の前日は黄砂が

空をぼんやりさせていたのですが
参拝した3月5日(土)は風が強く、
そのおかげで黄砂が吹き飛んだのか
空も青く視界も良好でした。

経島は元々はアマテラスが祀られていた島。
弟神のツクヨミは姉神アマテラスを
見守るように山の上に
いらっしゃったのでしょうかね?

ツクヨミは古事記に登場すると
その後一切の登場がありません。
日本書紀では感情的に女神を殺め、
アマテラスと決別してしまい、
日月分離の理由といわれています。
古事記より日本書紀の方が
エピソードはありますが、
その当時の暦、太陰暦の元となる
月の名前を関する神様の割には
影が薄い気がしてなりません。
「月」のキャラクターとしてなのか
定かではありませんが、日御碕でも
ひっそりと祀られています。

この登山道、以前はウラジロが鬱蒼と茂り
足元も見えない参道でした。

2015年11月撮影。

最近はGOOGLEでも検索出来るのと
日御碕神社の駐車場の看板にも
「月読神社」がしっかり記されています。
参拝者も増えているのではないでしょうか?

どなたにもオススメ!とはいきませんが
それなりの準備と、この時期なら
行きやすいかなあと個人的に思いました。
県道の石標から山頂の神社までは
15分もかからず行くことが出来ました。

 

本日もお付き合いくださって
ありがとうございます。
またの更新をお楽しみに。
ご自愛くださいますように。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加