めのうさとえすこな散歩

新コスメにまつわる神話や風土の話 その39 ~ 岩坪 姫神の産湯伝説と祈雨 ~

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出雲発 祈りをテーマとした
温泉水×和漢コスメ kiu 祈雨 。

めのやから誕生した
コスメブランドについて、
出雲地方に伝わる神話や
まつわる風土、伝承をご紹介します。

出雲大社本殿の左方(向かって右)のお社、
御向社(みむかいのやしろ)。

ご祭神はオオクニヌシの正妻、スセリヒメ。

そのスセリヒメの出生伝承が
出雲市西神西町に伝わっています。

今回はその伝承地を訪ねています。

「岩坪(いわつぼ)」と呼ばれる奇岩。

さてさて。
最初にまずその岩坪をご覧ください。

九景川(くけがわ)の川底に
岩をくり抜いた様にぽっかり空いた穴。
これは「甌穴(おうけつ)」と呼ばれ
川の底の窪みに入った小石が
流れによって渦を巻いて
岩塊を削っていき、
長い年月をかけて
穴を開けたのだそうです。
キレイに丸く空いてますが、

自然現象で出来た穴なのです。

「かめ穴」ともいうそうですね。
「かめ」「つぼ」が正に
そこに埋まっているかの様です。

この場所は出雲国風土記にある
「滑狭(なめさ)郷」の地名由来に
関わる場所と考えられています。

出雲国風土記には
オオクニヌシがスセリを娶り
その元へ通われた時、
「滑らかな岩だ。」と仰ったことから
「なめさ」というと郷名が書かれています。
※原文「滑盤石(なめしいわ)なるかも」

私が訪ねた時は、
梅雨の晴れ間の陽射しが入り
せせらぎが川底を覆う様に流れ
その水面はまるで光る岩の様に見えました。

オオクニヌシも「岩坪」ではなく、
川底の岩肌をせせらぐ
水面を見て
感嘆したようですね。

過去はこの近くにお社があったようですが
現在は400mほど離れた「高倉山」の
中腹に遷座されています。
那賣佐(なめさ)神社 出雲市東神西町720

過去を偲ぶかの様に岩坪の傍らには
「岩坪明神」と
祠が建てられています。
以前伺った際も今回も
青々とした榊が供えられていて
熱心な崇敬者の方がいらっしゃるのだと
思いました。

関和彦氏は著書「出雲国風土記註論」の中で
風土記の内容を踏まえ、
「旧社地は滑盤石(岩坪)と想定される」と
書いています。

「出雲国式社考」には
「常に砂で満たされているが、干ばつの時は
砂を取り出せば、忽ち雨が降るという」と
その雨乞いの伝承が載っています。
岩坪の場所にお社があったというよりは
古代、この川底が祈りの場所だったと
いう事でしょうか!?

先程の祠の脇には5つの岩坪の砂が除かれ
直径や深さを示した写真がありなす。
この後に、雨が降ったのでしょうね(^^)

一番大き岩坪は深さ140cm、直径250cmと
書かれてあり、結構な大きさです。

スサノヲの娘神でオオクニヌシの妃神
スセリヒメはこの地で産まれ、
岩坪で産湯を使ったと伝承もあります。

川底の岩に大きな穴が、
それも一つだけでなく

五つも空いているこの風景に
古代の人達は神様の御業と
畏敬の念を抱いたのでしょう。

姫神出生の伝承や
やがて干ばつの時の祈りを捧げる

神域になっていった、そんな
古代人の想いが幾つも垣間見える
滑らかなせせらぎでした。

お付き合いくださって
ありがとうございます。
本日はこの辺で。

ではまたの機会に。
ご自愛くださいますように。

 

雨が降れば土地を清め、
風が吹けば厄を吹き払うといって
目には見えない存在を身近に感じ、
自然への感謝を祈って繋いできた
出雲の人たち。

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【新コスメにまつわる神話や風土の話】過去のブログは下記から

新コスメにまつわる神話や風土の話 その29 ~ 谷あいの民家、集落の祈りの山(斐川町出西・神氷) 編 ~

新コスメにまつわる神話や風土の話 その30 ~ 潮汲み 出雲大社 編 ~

新コスメにまつわる神話や風土の話 その31 ~ 大社町と「うさぎ」を結ぶ峠道 ~

新コスメにまつわる神話や風土の話 その32 ~ 日御碕神社 海側に立つ鳥居の理由 編 ~

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